第2話
ちなみにこれからは多分時系列とかはバラバラです。なので先頭に時系列を書きますね。
中学1年生
声変わり等で大人になり始める時期、私は人知れず、苦しんでいた。
今でのように高い声が出せず、そもそも地声以外出せなくなった。
それに男らしく成長する時期。だから私はできるだけ成長しないように夜遅くに寝たりと、許される範囲の工夫をした。
でも一番私を苦しめたのは制服。男子はズボン。女子はスカート。この常識が悲しかった。一部ズボンを履いている女子はいるのにスカートを履く男子はダメなのかな?もちろん先生に言ったわけではないから言ったらおっけいをもらえる可能性はあるけどそれよりも今の友達との関係性が壊れるのが怖かった。
私は自分のことなんかよりも何倍も周りが怖かった。みんな仲いい。でもそのありもしない裏の顔を考えると悲しくなってくるの。
ズボンは息苦しかった。ズボン自体が硬い素材ってのもあるけど、周りから「お前は男だ」って言われてる気がして悲しかった。
唯一の楽しみって言ったら女子の数名が私の髪で遊ぶ時。私の髪を三つ編みにしたり、ツインテールにしたり、遊んでいた。その瞬間は私が女子として扱われている気がして嬉しかった。
でもその頻度もだんだん下がっていった。理由は私にある。私がその女子を恐れたからだ。
だって怖いものは怖いんだもん。相手のペースに飲み込まれたら終わり。話していて同意するとと急に顔を近づけて早口で「そうだよね!わかってくれてよかった」とかいってくるんだもん。恐怖以外の何でもなかった。
ちなみにその女子の自己紹介がこれ「ネガティブハイテンションの〇〇〇〇です!」
やばいよね?わかってくれる?
ちなみに私は一年で大体10cm成長してる。悲しい。小学校の姿に戻りたい。あの頃の、可愛くて声の高かった頃に。
help!私の壊れそうな人生 性自認の個性 Luciola cruciata-sui @the-suicide
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