「愉快な死神ちゃんと共に歩む夢時雨」

一ノ瀬麗奈

「就寝..ふぁぁぁ…」

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200年前、突如として世界中に亀裂が生じ、

「ワープゲート」なるものから生物が現れ、 

数多のモンスターが人々を苦しめた。


人々はモンスターの登場に阿鼻叫喚だった。


だが、数多の生物達は躊躇わない。

下等な生物は殺すだけ・・・


民間人と国が一団となり、

数多の生物達の討伐に動いたが、

一団は半壊した…


数多の民間人と国が犠牲になったが、

人々の苦しみから救う存在がいた。


極少数の人々が『覚醒』したのである。

それが後の『覚醒者』だ!


「覚醒者」は数多の生物達のことを、

『モンスター』「ワープゲート」なるものを、『ダンジョン』と命名を行い、

 情報伝達を素早く行った。


数多のモンスターを全て討伐した後、

人々から『英雄』として称えられた。


それが、項を奏したかは「英雄」のみぞ知る…


その後、英雄は二通りのアプローチで、

世界中を救ったのである…


ひとつ、

英雄が国と交渉し『ダンジョン協会』を、

各国に設立させ、ダンジョンに挑む者達を、

『ダンジョン探索者』と命名…


そして、ダンジョン協会はモンスターの氾濫で

人々の命をモンスターに奪わせないよう、

ダンジョンを管理を行い人々の覚醒を掲げた。


ふたつ、

各国に『ダンジョン探索者養成所』を設立…

人々にダンジョンの危険性とその有用性を、

『ダンジョン探索者』に教えるためである。


後に、「覚醒者」の成り方が公表され、

「覚醒者」が増加したのである、


今では、「ダンジョン養成所」に通えば、

誰でも覚醒者に成れるため、

覚醒者を夢見る人が多数だ・・・


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9月1日 曇り空


ダンジョン探索者養成所にて・・・



「「「ゴォォォ.........」」」



「ふぁ~この揺れなんなの?地震?」


「これはダンジョン発生時の振動だ!!

 水無瀬みなせ!避けろ!」


「ま!?・・・あっ・・・」


地面に亀裂が発生…

青年が巻き込まれたようだ…


「「ドンッッッ…」」


「かはっ…あぁ…これ無理そう…動けねえ。

 仕方ねえ、寝るわ。おやすみ、、、」



友人視点・・・



「おい!?みなせぇぇぇぇ・・・・

 ちくしょう・・・俺に力があれば…

 ダンジョン協会に後は任せるしかないのか…

 いや、ダンジョン協会はダンジョン発生を、

 感知しているから把握している。

 今、俺がすることは救援申請と、

 水無瀬が生きてることを願うのみだ、、、」


スマホでダンジョン協会に救援申請を行った。



ダンジョン協会本部・・・・



「会長!!ダンジョン探索者養成所②にて、

 S級ダンジョン発生時の振動を検知!?

 それと…救援申請が入っています!」


「探索者養成所②…大阪か…

 救難は1人か?複数人か?」


「えーと…ダンジョン探索者養育所に在籍している、『水無瀬みなせかおる』が、

ダンジョンの亀裂に巻き込まれたみたいです」


「1人か…ダン伝を繋げろ!

 なんとしても水無瀬くんを助けるぞ!」


「ええぇぇ…1人なら見捨ててもいいんじゃ…」


「じゃかましい!はよ繋げろよ!殺すぞ!!」


「うるせえよ!パワハラ爺め!ぶち殺すぞ!」


「あぁ?誰がお前を面倒見たと思ってるんだ?

恩を仇で返すのか?殺せるもんなら殺してみろよ!青二才がぁ‼」


「はぁぁぁ?誰が面倒みろと言った?

グダグタ言ってねえでダン伝繋げたぞ…

さっさと用件をダン伝で伝ろよ。

ダン伝1回の魔石の使用量わかってるよな?」


「チッ…長谷!この件は水に流せよ!!」


「チッ…仕方ねえな…」


ザザザザザザ……


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


【~~ダンジョン本部より伝令~~】

【緊急依頼】「探し人」

【依頼難易度】最低S級~最高SS級


現在、ダンジョン探索者養成所②にて、

S級の振動を感知しました。


なので、私達特殊部はこれより「探し人」事、

『水無瀬薫くん』を救助に向かいます。


つきましては、関西付近にいる高ランク帯の、探索者を筆頭に生活区画の避難誘導!を、

その他の探索者、攻略を行っている探索者は、

二次被害が無いよう対処をお願いします…


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


「ダンジョンに救援か・・・

 現在、常駐しているのは誰が出動できる?」


「S、A、両者20名ずつ動かせます!」


「では、A級をダンジョン外で待機。

 然るべき時には市民の誘導を!

 S級は救助に助力してくれ!

 絶対に誰も死なすな!!」


「かしこまりました。【出動】」



友人視点・・・



「みなせ・・・生きててくれよ・・・・!?

亀裂が発生した場所にポータルが発生するのか…なら、俺が助けに行…行けない…

規則が…破れば親友を助けに行けるが、

俺には力がない。。。クソッ…」


「バシッ!」


水無瀬の友人、『鳴海なるかみれい』は膝から崩れ落ち、涙を飲んでいた…


「貴方が救援申請を行った者ですか・・・

 規則を破らず、踏み止まった決意を称える。

 だが、ここからは私達に任せなさい!」


「はい・・・」


「では、行くぞ!!」


「「「「ハッ!!」」」」



それでは眠っている主人公視点・・・



「ZZZzzzzzz。。。。。むにゃむにゃ。。。。」



 結構落ちたな…あぁ、骨見えてる

 あれ?どうして俺はこの様な無様な状態だが

 生きてるんだ??ん?なにこの影!?

 モンスターか?はて?わからねえわ…

 だって俺、まだ探索者じゃないし…


「ニャン…」



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*ダンジョン協会

・ダンジョンの管理

・ダンジョン探索者の資源購入など…


*ダンジョン探索者とは…

ダンジョンで得た資源を売買することで、

生活しているのだよ。


*ダンジョン伝令

支部毎に常設してあるのよ!

な、な、なんとね!!魔導具なのよ!!

声を飛ばす陳腐な魔導具になってしまった…

だから、滅多に使用する機会がないけどね…

それでも使用マニュアルが定まってる…

なので、使用されるとマニュアルに従わないと罰則があるわ…(悲しいかな..)



*魔導具

魔法や魔力を単純な打撃力や破壊力など、

様々な用途で活躍する武具や道具…


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「愉快な死神ちゃんと共に歩む夢時雨」 一ノ瀬麗奈 @neko312

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