ぬばたまねき

@shiso_

方法

1. 人型を用意する。紙で作った簡単なものでもよいが、頭と手足がはっきりとわかる形であること。


2. 次のいずれかの場所へ一人で歩いていく:

- 住宅街の行き止まりの路地

- 学校のグラウンドや公園の片隅

- 静かに水が流れる川辺

- 三叉路

- 古い倉庫や地下のような、空気が淀んでいる場所

- 暗くて長いトンネル

- 人目につかない橋の下


3. その場所で、人型の頭と体を切り離す。体はそこに置いて、頭だけを持ち帰る。


4. 午前0時から3時の間に、自宅で部屋の電気を消し、目を閉じ、心の中で「ぬばたひと、はうくる」と3回唱えながら、人型の体を置いてきた場所を鮮明に思い浮かべる。


5. 体を置いた場所から自宅までの道のりを、頭の中でゆっくりとたどる。


注意: もし想像の中で、人や動物の姿が見えたり、奇妙な音や声が聞こえたりしたら、すぐに想像をやめること。そして、人型の体を取りに行かなければならない。ただし、決して後ろを振り返ってはいけない。


6. 無事に自宅に戻れたら、窓を開け、手だけを外に出し、「おいで」と3回呼び、手招きをする。


7. 手招きをした後、窓を開けたまま、真っ暗な中で、人型の頭を持ったまま、静かに耳を澄ます。


8. かすかな足音が聞こえてくる。それは、外から室内へゆっくりと近づいてくる音。


9.足音が止まった場所へ向かう。


10. それは「かえして」と繰り返すので、人型の頭を差し出す。


11.


注意:この後、しばらの間は鏡、川や池の水面、鏡など、自分の姿が映るものは気をつけること。


12.頭は捨ていいいです。

13.体は捨ていいいです。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

ぬばたまねき @shiso_

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

カクヨムを、もっと楽しもう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ