これは作者自身が今迄の人生で体験してきた怪異譚であり、また作者の『実家』が様々な怪異が起きる場所だった…。 淡々と綴られて行くのは 実際にあった怪談だからか。それとも作者をはじめ、家族がもう それ に慣れきってしまっているからか。 中で異彩を放つのが作者の『母』怪異に対しての向き合い方が凄い。自分もこうでありたいと、憧れすら感じる。どんな御母堂なのかは、是非とも読んで確認してみて欲しい。まだまだこれから続く怪異譚。