シャロールを知るための十冊

砂漠の使徒

第1巻

・シャロール完全攻略

 シャロールの生みの親である砂漠の使徒が、当時公開していた短編をまとめた短編集。初めてシャロールを知る人に向けた解説もあり、誰でも楽しめる内容となっている。書き下ろしも収録されており、ネットでは読めないお話は必読である。また、オマケとして「密着 シャロールの一日」などがあり、読むのに飽きない構成となっている。


・シャロールを知る

 シャロールについての解説書。身体的な特徴の解説から始まり、性格の解説などもされている。特に、シャロールの猫的な部分についてここまで解説している本は珍しく、ファンの間では二次創作の設定集としても重宝されている。特典としては、「シャロールちゃんのお友達図鑑」が付録として付いている。本編で関係を持った人間やモンスターについての解説が、シャロール目線で語られる。


・猫耳初心者のための本

 猫耳が生えた人間を始めて知る人に向けての解説書。本の大部分に渡って、シャロールを例に猫耳の人間についての解説がなされている。ゆえに、猫耳の生えた人間を知るだけでなく、シャロールについても深く知ることができる。


・わたしと猫ちゃんと勇者と

 砂漠の使徒とシャロールと佐藤太郎による対談を記録した本。タイトルにある「猫ちゃん」とはシャロールのことであり、「勇者」とは佐藤のことである。三人が自由に語り続ける内容となっている。特にこれといったテーマがあるわけではないが、三人の会話内容からはそれぞれの人生観が垣間見える。特に、勇者佐藤が自らを語る本は少なく、彼について知るためにも貴重な一冊である。


・猫の王国史

 シャロールのルーツである猫の王国の歴史をまとめた本。最新版では、シャロールとその父ヒュイの活躍についての記述が追加されている。王国全体の歴史から見れば些細なものだが、王国史に名が刻まれるほどの活躍を成し遂げたその功績は非常に大きい。


・しゃろーるおねえちゃんみたいになるんだ!

 勇者佐藤を支えたシャロールに憧れた女の子が街に出て、困っている人を助ける絵本。人助けをしていく中で、本当に大切なものはなにかを発見する女の子の成長物語となっている。絵は砂漠の使徒が担当している。


・勇者学入門

 救世の勇者とは、その素質や成り立ちについてわかりやすく解説する本。これまでに世界中で見られた勇者と呼称される人物の特徴から、勇者とはなにかを導き出している。「第3章 勇者を支える女性」の項目では、勇者と旅を共にする女性の存在意義について、勇者の精神的成長などの点から語る。その例の中で、シャロールも挙げられている。


・月刊 あなたの街のすごい人! 第36巻4号

 それぞれの街で地元の人にインタビューを行い、「すごい人」を探し出す雑誌。聞き出したすごい人にもインタビューを行い、「すごい」と思われる理由について探っていく。今回挙げた第36巻4号では、ケスカロール在住の勇者夫人としてシャロールがインタビューを受ける。購入特典としてサイン入りポスターが付録として付いている。


・人のためのみならず ―平等な愛を誓う女性を追う

 シャロールに一年間密着取材した記者が、シャロールの本質を語る一冊。テーマとして、長年良くも悪くも話題になってきた「モンスターへの愛」が掲げられている。特徴的な点として、密着取材が進むにつれて記者の考えが変わってきたことが読み取れるところが挙げられる。読者も本に映し出された描写から、シャロールの精神について感じることがあるだろう。


・シャロールかわいい!

 砂漠の使徒による詩集。シャロールのかわいさへの溢れる思いが綴られている。特にこれといって深い意味や巧みな表現は見られないが、なにより詩の総数が他の図書とは一線を画す。全100巻あり、各巻は平均500ページほどある。また、砂漠氏の朗読CDも付属しており、こちらは総再生時間が[システムエラー]と表示されている。未だ全てを聞いた者は存在しない。

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