第10話 お互いに前を向いて

優輝と別れてから数ヶ月が経った。

私は思っていたよりも元気で、小学校の時から応援してくれていた友達にも


「思ったより元気そうで良かったよ、」


と言われる事が多かった。

それでもやっぱり、夜になって走るといつも優輝の事を考えてしまう。というか、道や公園全部の至る所に2人の思い出があるからだ。


学校で優輝とすれ違う事も少なくない。


思い出しても、昔の2人が懐かしくなっても、それでも前に進もうと思う。


優輝が私の事をどう思っているのか分からないし知る意味すら無くなってしまった。


優輝の顔を見る度に、私も頑張ろうと思える。


高校を卒業する時になってもまだ、大好きだったら、もう一度告白しようと思う。


ここで、この話は終わってしまうけれど、まだまだ続く長いストーリーを楽しみに毎日を生きていこうと思う。





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この恋に別れを告げて ああ @peach3328

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