第34話 【番外編】温泉とご褒美はじっくりと

 「今日はせっかくなのでこのまま泊まっちゃおう!」

 真さんの提案は唐突だったが……『いや、用意してただろ』っていうくらいに大きく老舗な旅館に僕らは制服のまま来ていた。

 ……ということはだ、僕は未だに女装しているのだ。

 

 「凄い大きいけど……え!?ここに泊まるんですか!?」

 「そっ、青君達の家に泊まるのも楽しいけど別世界の場所も楽しみたいじゃない?あと、皆のSNSに映えを提供しなきゃだし!」

 「絶対に温泉つかりながら酒飲みたいだけだろ?」

 「え!?そんなこともできるの!?」

 『……大富豪の遊びじゃな』

 「じゃあ、まず僕を着替えさせて––」

 『「「「「ダメ!」」」」』

 はいはい、チームワーク抜群な事務所だこと。

 でも、本当に色々な意味で場違い感がありすぎてモヤモヤする。

 

 「じゃ、中に入りましょうか」

 真さんの声を皮切りに……僕らは大きな旅館の入り口から中へと入っていった。

 中は外観に負けないような大きく、シンプルかつ綺麗なロビーとなっていた。

 「お~」

 湊の驚きの声が聞こえ、春香は僕の腕を更にギュッとしめて辺りを見回す。

 『……黄瀬さんって本当大富豪じゃないかって思うよ』

 「わかる」

 親がアニメ関連の会社経営しているといっても、ここまでの財力があるのは凄すぎる。

 アレクは何か知ってるのかな?

 「黄瀬はもともとお金の稼ぎ方を色々と知ってたな。まあ……うん、何かを得るために努力した結果ってことだね」

 アレクはアイを見て口が少しもごもごした。

 きっと、【哀】という自分にとって大事だった後輩がいなくなったことを認めれずに様々な手を使って頑張ったんだろうな。もちろん、合法と信じたいけど。


 そんなことを考えていると、奥の方から着物を着た50代くらいの女将さんがでてきた。

 「いらっしゃいませ~、お待たせして申し訳ございません。」

 「あ、どうも。予約してた黄瀬真です」

 「あ、黄瀬様。ようこそおいでくださいました」

 「いえいえ」

 「今日は1室でよろしかったんですか?他にも部屋はありますが」

 「それで大丈夫です。他のお客様にも楽しんでもらいたいので」

 「かしこまりました。では、良い部屋をご用意いたしますので少々お待ちください」

 「わかったわ」

 ……は?ツッコミたいところがあるんですがいいですか?

 マジで黄瀬真さんは何者なんだ!?お嬢様すぎるでしょ。

 学園ハーレムで絶対にいる“お嬢様ポジ”じゃん!隣にいそうなメイドは……あ、僕の隣にいる黒瀬アレクサンドラさんか!?

 うわ、マジで––

 「お嬢様じゃん!」

 湊のツッコミが僕の代わりとなってロビー内に響いた。


 ……あれ?1室って言ってなかったっけ?



 僕がさっきの会話のログを確認している合間に女将さんから「お部屋の準備が整いましたので」と言われ、僕達はロビーから奥の方へと歩いていく。

 その際、女将から「皆様可愛らしい格好してますね。あれ?黒瀬様に妹さん達はいらっしゃいましたっけ?」という言葉に3人共目を逸らした。

 もちろんだが、アイはこの時には喋らなかった。意外とマナーはあるほうなのだとか。


 


 歩いてかれこれ5分は経っていると思う……長い。

 でも、その疲労感を吹き飛ばすくらいの部屋が見えた。

 「え!?離れ!?」

 「ん?そうだよ?」

 「……いやいや、そんな現実あるわけないじゃん」

 「黄瀬の言ってることは本当だ」

 ……うわ、財力の暴力すぎる。

 でも……それだけじゃなかった。


 まず!温泉が部屋にある!かけ流し!

 もちろんだけど、別に他の宿泊者も入浴する大浴場もある。

 次に!ハイテク和室(命名は僕)

 キッチンもダイニングキッチンとなっているのだが“畳”と“囲炉裏”に違和感を生まないように木の温もりを感じる仕様になっているし、テレビは大きなスクリーンでスペースをとらないようにしている。

 痒い所に手が届くとはこのことだ……。


 部屋にはいり女将がある程度の部屋の案内と説明をし「皆様ごゆっくりお過ごしください」と出て行った途端……アイは大型スクリーンに飛び出て『ここはなんじゃ!?』と驚いていた。だから「ふっ、時代遅れめ」とドヤ顔で返してやった。


 とは言ったものの……どうする?僕。

 部屋は大広間の隣に2つ、入り口からすぐ左手に1つの部屋が設けられてはいる。

 そして、その間に長い通路があってトイレと部屋風呂が1つずつある。

 なので、普通は使わない可能性が高い入口側の部屋で着替えるべきだと思うのだが––

 「青君は春香ちゃんと一緒の部屋で着替えてね?」

 真さんの言葉にはある程度の予想はできていたので驚かない。

 でも、春香が「じゃあ、この隣の部屋で……」と言い出した時は正直焦った。

 だって……仕切りが障子しかないし、所々デザインとしてガラスになってるからね?余計にドキドキするじゃん。


 そのため、僕が無理やり––入口側にある個室を2人の部屋にすることにした。

 最初は文句を言っていた春香だったが、部屋の中が2人分でちょうどいいサイズ感をみて「あ~!青さんのエッチ!」って顔を赤らめていた。


 ……僕の最初の仕事は“着替えを済ませる事”なわけだが、後ろで春香が着替えているのが“いつもの日常”なはずなのに“非日常”なことにバグってしまう。

 しかも、奥の方から「一緒にお風呂入ろう~」って真さんの声が聞こえることや春香が「わかりました~」っと脱ぎながらうろうろとしている事にドキドキする。

 ……更に恐らく脱いだまま(下着?)でお風呂のほうへと歩いて行きつつ、背中に一瞬だけ柔らかい感触と「エッチ」って言ってきたことに叫びそうになった。


 ……うわああああああああああああああああああああああああ!!!!!


 うん、心の中では叫ぶぞ?叫ばないとやってけないぞ?

 だってさ……もうアレ!アニメとか漫画だとするアレ!なシュチュ!

 ……でもさ、大体の漫画とかだと最終的にしないよね。うん。




 「あ~!気持ちいい!」

 「最高~!」

 僕の心臓の鼓動並みに真さんと春香は早速お風呂でくつろいでいる声が聞こえる。

 しかも、この声がかすかに聞こえるから余計に気になってしまう。

 「あれ?春香ちゃん大きくなった?」

 「そうなんです」

 「ちょっと触らせて!」

 「え!?あ、あっ!」

 「感度いいね」

 ……これはあれだ、修学旅行で女湯を覗こうとする同級生が聞く会話だ。そうだそうだ。

 でも、なんかリアルに聞くと本気で……ヤバい。

 それに……何か2人だけじゃない気がする。

 「黄瀬だって大きいだろ?ほら、春香触ってみな」

 「黒瀬さん?それってセクハラになっちゃうんだよ?」

 『絶景かな、絶景かな』

 いや、女子全員で入ってるんかーい!!

 もうそれくらいにのテンションでいなきゃ……これはもう成人向けに直行ですよ?もう遅い?

 

 僕の実況解説では到底伝えきれないくらいに漏れ出てくる声は––僕の脳内で素敵に補完されていく。

 ……いや、普通に精神がおかしくなる。

 

 そんな精神攻撃を……30分以上は受け続けたと思う。


 「青さんも来たらよかったのに」

 湯上りで浴衣姿の春香が帰ってきた。

 その姿は凄く艶かしくて、男性の僕が狼のような獣であれば襲っていたと思うくらいにそそられる。

 「……いや、僕が入るのはおかしいだろ」

 「え?真さんもアレクも来てって言ってましたよ?」

 「は?はあ?」

 「あはは、冗談冗談!」

 本当に言いそうだからマジで心臓に悪い。

 

 「じゃあ、僕は大浴場の方に行ってくるから……ご飯はどこで食べれば良いんだっけ?」

 「あ、真さんが部屋に持ってきてもらうように手配してましたよ」

 「わかった」

 「……青さんは私の胸触りたいとか、皆の胸みたいとかないんですか?」

 「男にそんなことを聞くんじゃありません」

 僕はわざと胸元を見せてくる春香のおでこにデコピンし、本館の方にある大浴場へと足を運んだ。




 


 カポーン。

 男湯の内風呂で音が鳴る、僕は大きな岩で組まれた露天風呂に浸かってたから「あー、本当にアニメの世界じゃん」と遠くの音に思いふける。

 「え、お、お客様は男性でしたか!?」

 ……あ、この記憶はさっき部屋に案内された女将さんとばったり会った時に言われた言葉だ。マジで恥ずかしい。

 そうじゃなくて。

 「う~ん、目のやり場に困るぞ……」

 お風呂に浸かっている僕の目の前を何度もおじ様達が“子おじさん”をブラブラさせているのを見て……呟いた。

 いや、これでもない。

 「他に部屋空いてないかな~」

 そう。僕以外が魅力的な異性だから本当に困ってる。

 

 「でも、僕って男性として見られてないってことか……?」


 ネガティブな結論が生まれ、僕は吹っ切るように露天風呂を出た。

 ただ……この顔の熱さはどっちなんだろうかと思ってはいた。

 うん、妄想はしてしまうよね?この湯気みたいに薄くだけど。




 


 ……料理は正直に言って豪華すぎて覚えていない。

 ただ、真さんとアレクと湊がそのご飯でどんちゃん騒ぎしていて、初めてアイもアルコールらしきものを飲んで一緒に騒いでたのは覚えている。

 いや、もっと言えば覚えているが……記憶を消すべきなんだろうという出来事があった。

 「黄瀬、また胸大きくなった?」

 「アレクもじゃん」

 「え、羨ましいんだけど」『羨ましい』

 「触ってもいい?」

 「じゃあ、私も触る」

 「じゃあ、私も~!」

 『くそ~!さわれぬ~!」

 ……こんな出来事を冷静を装う僕と顔を赤くしたままの春香が黙々とご飯を食べ、部屋に避難してきた。

 この後に何があったのかは知らない。


 


 部屋に入ると、布団が2つくっついた状態で敷かれていた。

 それを2人は「……」と無言でどうするべきか悩んで、放棄した。

 それよりもお互いがお互いに興奮しているのを落ち着かせることが先決だと思ったからだ。

 「……んっ」

 顔が赤いままで春香は両手を広げてアピールする。

 僕はそれに応えることはせず、逆に両手を広げ「ん?」とアピールを返してあげた。

 すると、春香は僕から視線を逸らしながら––ぎゅっと抱き着いてきた。

 「いじわる」

 その言葉は本当に愛おしいと思えた。


 ……僕らが抱きしめあって数分は経ったと思う。

 僕らの鼓動はある意味治まり、ある意味スタートを切ろうとしている。

 「青さん……」

 「ん?」

 もぞもぞと動く春香は僕の顔が全体的に見えるように距離を取って、じっと見つめてくる。

 「ご褒美は?」

 「……」

 その言葉に治まっていたはずのものが早くなっていく。

 ……春香はじっと見つめているが覚悟はしているようだった。


 だから……僕は……春香の頭を撫でて、離れた。


 「え?」

 春香の言葉に僕自身もショックはあったが……正直にいって踏ん切りはつかなかった。

 あの時は僕は確かに春香の頬にキスをした。

 でも……今はお互いが意識した状態でするのは……怖い。


 「真さん達があんな感じだったからきっと僕らも興奮してるだけさ……そ、そうだ、僕少しこの部屋のお風呂どんな感じか見てみたいから行ってくる!」

 

 そう言って、部屋風呂の方へと歩いていく。情けないと思ってもいい。

 でも、意識している事とこれから先の事を考えると……自分が自分でなくなるような気がして怖い。

 「この関係以上になれば僕らは戻れないかもしれない」

 覚悟はあったはずなのに、高校の時の2人の顔が浮かんでくる。

 「ごめん」

 それは誰に向けた言葉なのか……自分でも自分がわからなかった。



 部屋に併設された風呂は4~5人が余裕で入れるくらいに大きな檜風呂だった。

 本当は時間稼ぎのために来ただけなのだが……今戻るのは心の整理ができていないため時間が欲しい。

 それでも、トイレに籠るとかは考えていなかったし、入口横の部屋を通ってまで部屋を出るのも考えはなかった。

 「……少しだけ」

 僕は浴衣を着たまま、ヒノキの香りがしている風呂に足だけつけた。

 少しだけ「ここに皆裸で入ったのか」となったけど……それくらいライトな方が僕には合っているのかもしれない。

 

 「……」

 それでも、僕には考えることは絶えない。

 実際、僕は幸せになって良いんだろうか?

 アイの言葉やアイとの過去を知った中で“妹で生きている”春香と今以上の関係を純粋に喜んでくれる人はいるんだろうか……?

 やばい、考えれば考えるほどわからなくなる。

 「このくらいが丁度いいのかな」

 ……そう、この温泉の温度のように––じっくりと芯が温まるくらいの距離感でいればいいんじゃないか?


 「嫌です!!!絶対に!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」


 僕の心の葛藤を読むように……全裸の春香が目の前に立っていた。

 「え?」

 その言葉、その姿に僕は驚き……そして、春香に押されるように湯舟へと一緒に落ちた。

 「ぶはっ、は、春香!?危な––」

 「嫌です!私は!!」

 「ちょっと、離れて––」

 「私には青さんしかいないです!」

 ……春香は僕に抱き着いたまま、顔を見せずに叫んだ。

 そして、抱きしめていく力は強くなっていく。

 

 「青さんは卑怯です」

 「……」

 「私じゃダメなんですか?私のどこが不満ですか?」

 「そうじゃない」

 「じゃあ、私が姉のスペアだからですか?」

 「そうじゃないって」

 「じゃあ、何で拒否をするの?」

 「……」

 「青さん答えてください……答えなきゃ離さないです」

 「普段からそうじゃんか」

 「いや、もう一生離さないです。答えなきゃ男湯でも全てついていきます」

 「……無理な事言うな」

 「なら、言ってください」

 「……」

 僕は抱きしめて震えている春香を無理やり引きはがし……春香の顔を向かせるように右手で顎を優しく掴んだ。

 「……っ」

 最初は春香は拒否していたが、覚悟を決めたかのように3度目でコチラを向いてくれた。

 「なんですか?」

 「春香は人見知りなくせに強引だったり、無理して自分を見てもらおうとしたり、アレクに負けないように背伸びして……本当に世話の焼ける子だと思う」

 「そ、そうです!」

 「でも、そんな春香は僕は大好きだ。それは、紛れもない真実と思う。ただ、僕にも春香にも大きな過去がある」

 「高校ですか?」

 「……その記憶は決して消えない。そして、忘れようとすればするほど辛いこともあるかもしれない」

 「……」

 「それでも……それでもさ?春香」

 「はい」

 「ついてきてくれるかい?一生」

 「もちろんです」

 ……もっともっと素敵な言葉や素敵な心情があるかもしれない。

 でも、それを上手く伝えきれない程に「僕は春香が好き」なんだ。


 「青さん……もしかして、最近皆が囃し立てたりしたから色々と嫌な気持ちにさせたりしてたんならごめんなさい。でも……実は皆も私達の事を応援して、それ以上の関係になることを望んでいたんです」

 「……あいつら下手くそかよ。って、僕も言えないけど」

 「ふふ、でもそれが私達なのかもしれないですね」

 「……ま、そうだね」

 「……」

 温泉が流れ、檜からこぼれ落ちる水音だけが僕らの空間の中で音楽として流れる。

 ……。



 ……僕らはそんな中でキスをした。




 何度もした。

 何度もしたうえでお互いをお互いを確かめ合うように……どんどんと大胆になっていった。

 「ふう……これで青さんは私の物です」

 「こっちのセリフだよ?」

 「うう……その顔卑怯です」

 「はは。でも、この浴衣どうしよう……」

 「あ……」

 一瞬で場を戻すような言葉だったが実際どうすればいいのかわからない。

 春香は「とにかくタオルで拭きましょう」といってお風呂場から脱衣所に戻っていく春香。

 そして、春香は直ぐに戻ってきてタオルを渡してくれた。

 あと「着替えがありました」と言った事には驚いた。


 「……え?」

 

 半信半疑になりながら戻ると本当に浴衣が置いてあった。

 そして、『ここに置いておいてね』と言わんばかりに濡れた浴衣の行き先を全自動洗濯機の蓋を開けて指定していた。

 「「……」」

 これには僕らも冷静になった。

 ……それでも、人間ってのは1度着いた火を消すのはなかなかに難しい。それが僕らのような年齢なら尚更だと思う。


 お互い濡れた体を拭き、浴衣に着替え、僕が春香の手を引くように––僕らの部屋へと戻った。

 ……でも、何故かその部屋には間接照明だけが灯っており……雰囲気に大人をプラスしていく。


 「……青さん」

 

 その後の事は……僕と春香だけの記憶にしたい。

 一生忘れることのできない夜になった。











 翌日。

 僕は春香に抱き着かれている状態で目を覚ました。

 春香も僕が起きた事で目を覚ました。

 「……」「……」

 お互いが夜の事を思い出し、気軽に「おはよう」が言えなかった。

 でも、僕も春香も顔は幸せだったと思う。


 「……春香、今後だけど––」

 僕は春香にとある提案をし、春香は了承した。




 ……。

 「おはようです」

 「おはようございます」

 僕と春香が1番遅く起きたのだろうか、真さんもアレクも湊もアイも……大広間の方に行くと髪を綺麗にセットした状態で朝食前のコーヒーを嗜んでいた。

 僕らには特には何も言っては来なかったけど春香が僕に対して––

 「青と今度結婚する」

 という宣言には少し驚き、拍手をしていた。


 特に、アレクは「ん~」というどう判断すればいいかわからない表情を浮かべていた。

 しかし、春香が「アレクはこれからも青を一緒に共有していこうね」という考え方次第では僕を物扱いしている言葉に喜び、祝福しはじめた。

 そして……アイだ。

 何か文句を言ってくるのかとか、態度が変わるのかと思っていたのだが……

 『おめでとう~!!!!!!!!』

 と、他の誰よりも喜び、祝福してくれていた。

 その言葉と表情に偽りはないと思う。


 ただ……直ぐに姉の【哀】からVtuberの【アイ】に戻りニヤケてこういった。

 

 『昨晩はお楽しみでしたね♪』


 その言葉に……アイを含めた全員が赤面した。





 



 追伸。

 真さんは今回の事を踏まえ、僕のモデルと春香のモデルを『コンビ』として売っていく事を決定させた。

 「そっちの方がお互いに変な虫つかないし、良い作品を生み出していけるでしょう?」と言っていたので頑張ろうと思う。

 また、春香のモデルと一緒に活動していくためのコンビ衣装が完成するまでデビューするのを延期させた。

 ……本当に社長には頭が上がらないです。

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アイ(AI?)をこめたVtuberはアオハルを運んできたが想像以上に重すぎた いぬ丸 @inumaru23

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