異世界の女子会

@Sara_001

日常

ガァァァァウウウウウウ

「右から来てるよ」

グルートが前足を伸ばして突撃してくる

「わかってるよ、それよりクフィーネは?」

ニーナが敵の前衛を魔法で吹っ飛ばす

「えっっと...あっ!逃したグルートを狩に行たぁぁぁ、よくっもぉぉぉ、許さなぃぃ」

立ち止まって頭を抱えて思い出して攻撃を食うキャシアを煽りながらルティーナはニーナに来たグルートを捌く

「姉貴はいつも調子に乗って攻撃を喰らうんだ」

「何よ貴方だっていっつも武器壊してるじゃない」

「なにさ、すぐ変われる方が悪いんだ、僕は悪くないっ」

「まぁまぁ。二人とも落ち着いて」

魔法を飛ばしながら喧嘩する二人をなだめる

「「あんたは、黙って(なさい)」」

キャシアとルティーナが振り返り顔を合わせて笑顔で

「とにかく」「ともかく」

「「行くよ!!」」

「「うおぉぉぉぉぉぉぉぉぉ」」

グルートの群れに真正面から突撃して行った

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


「「おわたぁぁぁぁぁ」」

キャシアとルティーナがソファで魂が抜けた様に仰向けになりながら項垂れている

「二人ともお疲れ様、はいポーション」

クフィーネがポーションを二人の頭の上にのせる

「ありがと、そういえばニーナは?」

「おつまみ取りに行った、この前のお酒飲むって」

「あーーあのシュワシュワのやつね、気になってたし私も飲みたーい」

キャシアが手足をばたつかせて駄々をゴネ始めた

「あの、前に熟成させてたやつは?そろそろじゃない?」

「あぁーーあのおばあちゃんにつけてもらったあのお酒?」

「そうそう、そろそろじゃない?」

「おーい、持ってきたよー」

「はい、干物とお酒、あまり飲みすぎないでね」

両腕におつまみを抱えてニーナがお酒を壺をなら始めた

「おぉ、いい匂い」

軽く蓋を開けて匂いを嗅ぐ

「なかなか上等なお酒ね、でも私は強う方が好きかな」

腕を組みながらドヤ顔で見てくる

「いいじゃん、これくらいでさっぱりして私は好きだな」

少し試し飲みしたニーナがおつまみを食べ始めていた

「なら飲まなくて良いわよ、私で飲むから」

ルティーナがキャシアを遠ざけながらお酒を注ぎ始めた

「飲まないとは言ってないだろ、そもそもだな」

おつまみを齧りながらいつもの熱弁が始まった

「あぁもう良いから、寝ろよ」

いつもの流れでルティーナが止める

「誰が寝るものですか、夜はこれかよっ」

「チッ、いつもなら寝るくせに...」

おつまみを噛みちぎりながら舌打ちを打つ

「えっ?そうなの...」

絶望した顔でおつまみを落とす

「んなわけ無いでしょ、早く飲むわよ」

ニーナがみんなのコップにお酒を注ぎ甘酸っぱい香りが広がりみんなが飲み始める


そのあとはいつも通り夜通し飲み倒してクフィーネの二日酔いで一日おやすみ、ここまでが日常そしてこれからも...

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