感動と大切なものは何気ない日常にあります。

24年12月1日『ライラの寝床編』を読んで、なぜか感動したので書きます。
大人が真剣に書くエッセイより、よほどこちらの方が心に沁みました。

猫のライラの寝床を掃除して修理して、最後にライラと戯れるマーちゃん。
ライラは野生の鳥や虫を捕ってたべている野生味あふれる猫ちゃん。
食べくずを処理し、ダンボールで作った寝床を直してあげるマーちゃん。
ユーモラスな話を混ぜながら、人間が本来持っている優しさが伝わってきます。
やっぱり大人はこういう優しい子供や動物が生き生きと生きられる社会を作って行かなければいけないのではないでしょうか?

エッセイとしても表現や描写がとても素晴らしいです。作家の才能があると思います。
何気ない日常の呟きから、大切なものを読み取りましょう。お薦めです。

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