これはハッピーエンドです

モキュメンタリーの性質上、取り込まれぶつ切りエンドや投げっぱなしの断片のみが多い。これは断片でも楽しめるモキュメンタリーのいいところでもあり悪いところでもある。

しかし本作は違う。きちんと完結しているのだ。
小説投稿サイトにおいて作品を完結できる作者はまれで、それだけで格が違うと私は思う。

最終幕、取り込まれた時の心理描写や鬼気迫る展開は場面が目に浮かぶ様であり、上質な邦画ホラーを見ているかのよう。

邦ホラー好きに読んでほしい名作。
次回作も楽しみにしています!