日常の中に紛れ込んだ非日常、不気味さがより際立つ!

一言で言うと、最高でした。

書名に惹かれて試しに最初の何章を読んでみたら、全然止められなくなってしまった。怖いはずなのに続きが気になって仕方がなかったので、一気に読み終わりました。
わたしは特にハピエンにこだわらないタイプなので、このエンドがとても気に入りました。無理にハピエンに繋げるのではなく、あるべき結末を迎えたのと感じました。(登場人物にとってはハピエンかもだけど)
表現も言葉もとても分かりやすくて、特に同期への訪問の書き起こしとか、みんな普通に喋ってるはずなのに、内容がえぐすぎてこっちが怖くなってきましたw

宮下くんの死が予告されたとき、本当に信じられなくて、最後のモノローグで号哭しました。藤村さんと瑞穂ちゃんの感情も鮮明に印象に残ってます。
こんな会社実在しなくて本当に良かったです。

この作品、わたしはきっと、また何度でも読み直すのでしょう。

(日本人ではないので、わからない表現があればお許しください。実写化か別の言語に翻訳してほしいくらい、この作品が好きです!)