空を飛びたい紙飛行機
紫夜
第1話 思いついた朝
長い間、地面に寝転んだまま。
目を開けていても、瞳は風景をに映すだけで。何も感じないように、日々を生きていて。
それで良いのだと自分に言い聞かせて。
何年も生きてきて。
諦めることを自分に課して。
けれど、夢を少しだけ見ようと。
瞳に映して来た空の青さを。
曇った心に、その透き通った色を混ぜて。
いつか透明に、なって。
空を飛びたいと。
紙飛行機はそう思ったのでした。
空を飛びたい紙飛行機 紫夜 @ru-sha
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
フォローしてこの作品の続きを読もう
ユーザー登録すれば作品や作者をフォローして、更新や新作情報を受け取れます。空を飛びたい紙飛行機の最新話を見逃さないよう今すぐカクヨムにユーザー登録しましょう。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
関連小説
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます