そうだ。カクヨムで小説家になろう。
杉田モン太🍺
第1話 小説と読者の絆
右手にウルトラマンのフィギュアを持って、左手には怪獣。それらを自分の好きに戦わせる。私にとって初めての執筆活動は、そんな幼き日の原風景に似ていた。
最後にはもちろん、ウルトラマンが怪獣を圧倒するのだ。それは約束されている。そうでないと自分が気持ち良くないのだから。そして、その気持ち良さを最大限味わうために、ウルトラマンにはしばらく苦戦してもらったりもする。
自分の1人遊びならそれが成り立つ。しかし、遊びを読者と共有しようと思うとそうはいかない。ウルトラマンが苦戦すると、読者が離れる。PVという数値によってそれが手に取るようにわかるのだ。だけど、最初から最後までウルトラマンが怪獣相手に無双しても、そこに本当の気持ちよさは無いでしょう。書き手としてはそう思う。
信頼関係の問題だと思う。作品を読み終えたとき、そこに十分なカタルシスが在るのかどうか。それが約束されていないのであれば、目の前の小さな快感だけを拾い集める。そんな読書が蔓延るのも頷ける。
今、誰もが書き手と成り得る時代を迎え、書き手と読み手の間に十分な信頼関係が構築されにくくなっている。望めば自分の作品を投稿できるということは、読者からすれば、自分の目に触れる作品の質を保障するものが何もないという事態である。
私が今執筆しているのは『成長率がやばすぎてS級付与術師の枠に収まらない〜幼馴染をざまあするのは気が引けるので追放は拒否する〜』という作品だ。私はこの作品を通じて、多くの読者と個々に信頼関係を築きたいと考えている。
私が描きたいのは成長物語であり、最初から主人公を無双させるわけにはいかない。夢想から無双へ。それが適った後にストーリが動き始める。そんな作品を目指している。読みやすさは担保するが、少しの文学性は捨てたくない。辻褄が合わない設定や、人間のリアルを無視した展開は避けたい。そして、読者には大きな爽快感を感じてほしい。
私にできることといえば、どうか私を信じて読み進めて下さい、と愚直にお願いするだけだ。自分がしたいことをここに列挙し、読者に採点してもらうことだ。
私のペンネームの杉田モン太は「ですぎた真似をしたもんだ」という口癖からとったのであるが、まさしくこの文章も「ですぎた真似」であるかもしれない。そんなことを思いつつも小さな挑戦を始めてみる。
☆☆☆
『成長率がやばすぎてS級付与術師の枠に収まらない〜幼馴染をざまあするのは気が引けるので追放は拒否する〜』杉田モン太
そうだ。カクヨムで小説家になろう。 杉田モン太🍺 @kakimotogenki
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