このレビューは小説のネタバレを含みます。全文を読む(329文字)
高校生の夏の青春を描いた物語です。主人公の風見先輩は、デリカシーのない脳筋タロから何度も告白され続けては断っているコメディ調から始まる冒頭が印象的です。そんな中、友達の美知留の存在で少しずつ傾いていく心の変化と、見事な伏線で絡め取られる秀逸な展開は本当に素晴らしいの一言。青春を象徴する短編です。ぜひ手に取ってみてください。