「銀の夜が消えた。」〜遠く離れた十三年〜

「ルトの冒険記」「手紙」に続く家出ミステリー。家出少年を追うのは義理の母と、奪還に燃える実母——。

　沼津のヤンキーグループたちが家出を決意する。リーダーの母は他の母の何倍も困惑していた。なぜなら、リーダーは、リーダーの母が誘拐してきた子供だったからだ。つまりこの母は「義理の母」だ。
　その頃、遠く離れた場所で、ある女がニュースをつかみ、女の友達に教える。そう、この友達こそリーダーの実母だったのだ！

（以下ネタバレ）
　ヤンキーグループが実母のいる場所に急接近！　抜きつ抜かれつの大接戦の結末は——
　おっと、ここで事態が急展開！　村の捜査一課の刑事が事件を追い始めた。実はこの若い刑事、和光に住むリーダーの兄だった……！
　そして二人は色々な武器を作って日本を旅することになった。
　リーダ…続きを読む