オタクアイテムと父親の遺体

古いオタアイテムグッズをはじめて古物商に売りにゆくというモチーフが面白い。わたしもよく古本を処分しにゆくけど、最初はこのようにナイーブだが、回数を重ねると徐々に悪慣れしてしまう所があると思った。
人間側の二人にとってオタクアイテムは父親の死体ではなくむしろ女性性を仮託されているように思われる。人外の父親の死体と売られたオタクアイテムの交錯から何か生まれそうな気がするがそこまでは描かれずに物語は終わる。