禁断なのか? この愛は必然ではないのか?

相も変わらず自分には絶対に到達出来ぬ、と断言してもいい高みから其の芸術的表現を持って打ちのめしてくれます
義兄への愛情……実父が直ぐに亡くなったという事が無くても彼女の思いは直ぐにこの領域に到達したのでしょうね
若しかすると義兄もそんな彼女の様子を知り、結婚によって突き放す事で彼女=義妹の愛の軌道修正を図ろうとしたのしたのかもですが、その相手が居なくなった事により更に肥大した愛を抑えられなくなってる感が……彼もまた愛するものを失った事で弱くなり、包み込む愛へと変化した義妹の行為を止めれらなくなったのかもですな
是からこの二人の道はどうなっていくのか、余韻を残して終わる話に希望と破滅の道が交錯して見えます

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