主人公・桜を通して感じる恐怖。汚い欲望。
この作品では、色がとても重要になります。桜は感情の色が見えるからです。
それを利用しながら桜は行動をしていくのですが……。
そういうことなのか、これはさすがにサイコパスすぎる、などと、それらにぞわぞわしながら読み進めていくうちに、謎が解明されていくも……。
少しずつ、少しずつ、桜の心は赤黒く染まりつつありました。
やがて、完全に染まった桜は、とある決断をします。
そう、クズはみんな──。
と、仄暗い闇でこの物語は終わりますが、桜にとってはこれからなんです。
何がこれからなのか。
それは、ご自身で確認してください。