みんなのまち

あとがき

　この物語は、仲間と一緒に理想の町を本当に作ってしまったお話。

　さいごまで読んでくれてありがとう。

　はるとの想像から始まったこの物語は、最後には小さな子供から大人の人たち、そしておじいさん、おばあさんまでたくさんの人たちを笑顔にできたよね。

　キミもはるとのように色んな想像をしたり、こうなったらいいなと考えることがたくさんあると思う。

　そんな時「どうせできっこないや」とか「誰かに聞いてもらいたいけど、恥ずかしい」って思って、想像のまま終わらせてしまうことがあると思う。

　だけどね、はるとのようにほんの少しの勇気を振り絞ることで、たくさんの仲間ができたり、人を笑顔にしたり、幸せな気持ちにできることがたくさんあるんだ。

　時には失敗することや、うまくいかないこともあるかもしれない。

　だけど、そこで諦めずに何度も挑戦してほしい。

　失敗は恥ずかしいことじゃない。失敗はキミの心の肥料になるんだ。

　失敗した分だけたくさんの栄養を吸収できるし、その分だけキミは素敵な花を咲かせることができる。

　もうキミなら町だけではなく、きっと島や国まで作れちゃうかもしれないね。

　キミの想像力と、ほんの少しの勇気がたくさんの人達を笑顔にできますように。