裏街へ行ってみたら獣人が住んでいた

第6話 新しい生活１

そう言って俺の方をじっと見て説明する準備ができたようだったので俺は宗一郎に目をむけて話を聞いた。黒鯉流（変幻自在な動きが特徴的）、紅椿流（攻撃技に優れている）、般若流（荒々しい動きで斬り刻む攻撃）、竜王流（速度重視の技が多い）の4つの流派が存在する。簡単にいえばお前の剣術はこの4つのうちの1つの型を覚えたほうがいいということだ」俺は

「どれを覚えればいいと？」と言うと、宗一郎が説明を補足しはじめだ。「まず、基礎が大切な竜王流を会得すればいい、そうだな……俺が利き手に持っている剣をくれ。それで抜いてみるか……」「まず構えだが、お前の利き手は左利きだな」と言って俺に右手のに黒の狐が彫られた黒の刀を渡してくる。それの抜く方向などなどこうこういうふうにする……と教えてもらった。「よし、じゃあ抜いてみろ」と言われたので俺は

「はい！」と言い、黒刀を抜き、構えた。すると、「ほう……なかなかやるな……、その剣技を会得したほうがよりお前は強くなるだろう……」と言うので、「分かりました！そうします。

……一つ聞くのを忘れていましたが、この街から出るにはどうすれば？」俺はこの人と暮らす限り、聞いといたほうがいいと思いそう聞いた。