上質な物の怪話

一度レビューを書いたのですが、当方仕組みを知ら無かった為に保存されんかったみたいで再筆させて頂きます。
他の方々も薬屋りんさんを大まかに語って頂いて下さってるので割愛し、初めてシリーズに触れたこの話に集中します。
文体から平安か室町を想起させる世界観、華やかな都人では無く、怪異や化性が巣食っていそうな辺境の村々に注目する事で常軌を逸する力に頼らざるを得ない重苦しさが心を鷲掴みされました。
先観蜻蛉に恐ろしさを感じる方も多いでしょうが、個人的には神そのものよりも式神に近いのでは、頭をよぎりました。

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