【再レビュー】異郷の教えが土着に変わる

先日1話のみでレビューを書いてしまったので再筆します。
母子家庭で鬱屈しながらも生きがいを持っている鎮神くんは不穏な地へと赴いてしまいます。
私はメソポタミア神話には疎いのですが、日本の仏教やキリシタン文化のように、海外の信仰が重苦しい因習と化している舞台に魅力を感じました。
さて、恐山のイタコさんが霊力を得て口寄せを行えるように、鎮神くんも忌むべき血の力で苦しみを抱えています。
世界観を考えると軽薄な代物では無いのでは、とどうしても思ってしまいます。
21話までの時点での感想に過ぎませんが、異能モノという皮の下に潜む「何か」にニヤつきながら追いかけていきたいです。

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