災害時のライフハック

神楽堂

災害時のライフハック

◎ 救助ヘリコプターに見つけてもらう方法


鏡があれば、次の方法で上空を飛ぶヘリコプターに自分の所在を知らせることができます。


左手で、上空を飛ぶヘリコプターが見えなくなるようにかざします。

そして、指を広げるとそこにヘリコプターが見えるようにします。

(指と指の間にヘリが見えるようにする、という意味です)


次に、鏡を右手で持ち、太陽の光を反射させて、自分の左手の指に太陽の光を当てます。

すると、指と指の間から、鏡に反射された太陽光がヘリコプターに届きます。


これで、ヘリコプターに発見されやすくなります。


上記の方法は、右利きを想定していますので、やりやすい方の手を使ってください。


* * *


◎ ツナ缶はランプの燃料になる


シーチキンなどのいわゆるツナ缶に入っている油は、火をつけると燃えます。

綿の紐などを芯にすれば、ランプ代わりに使えます。


* * *


◎ カップ麺やパスタは、水でも長時間浸ければ柔らかくなる


電気やガスがなくて火を使えない場合でも、乾麺系は水でなんとか柔らかくなります。

何も食べないよりはいいので、非常手段にしてみてください。


パスタは2時間

カップ麺は1時間くらい浸けておくと柔らかくなるそうです。


* * *


◎ コンタクトレンズ使用者はメガネを防災袋に


清潔な水を入手できない状況になると、コンタクトレンズは使いづらいです。

ものがよく見えない状態での避難は大変です。

コンタクトレンズ使用者は、予備メガネを防災袋に入れておきましょう。


* * *


◎ 家を離れる時はブレーカーを落としておく


停電の後に、電力が復旧した際に、火花が散って火災が起きることがあります。

ガスが漏れていれば爆発する可能性もあります。

避難の際は、ブレーカーを落としておきましょう。


* * *


◎ モールス信号の SOS は覚えやすい


S ・・・

O ー ー ー


声を出せない時、物音でSOSを発信すれば、誰かが気づいてくれるかもしれません。


・ ・ ・  ー ー ー  ・ ・ ・


これを繰り返します。



* * *


<冬季間の場合>

◎ カイロは肩甲骨の間に貼ろう


カイロは腰に貼る人が多いと思いますが、

もうちょっと上、肩甲骨の間に貼るのがもっとも体温が上昇します。

そこには大きな血管があるからです。



◎ 新聞紙は保温材になる


丸めた新聞紙を服の中に入れる。

首・腹・手首などに巻きつけるのも保温効果が高いそうです。


* * *


◎ 寝るのは2階の方が安全


地震で家屋が倒壊した場合、1階は潰れてしまいます。

2階で寝ている人の方が生存率が高いそうです。


* * *


◎ 地震発生後に役に立つアイテム(被災者の話から)


・靴

 寝ている時に地震で家屋が倒壊した場合、避難で困るのが「靴」です。「裸足で逃げ出す」という慣用句があるように、災害時には意外と「靴」が重要だったります。

 地震での落下物で、ガラスなどの破片が飛び散りますし、避難時に踏んでしまわないように、靴を寝室に常備すると安心できます。


・マスクとうがい薬

 地震で家屋が倒壊すると、すさまじい粉塵が発生します。

 マスク、そして、うがい薬が重宝したと、被災経験者が語っていました。


・笛

 瓦礫に埋まってしまった場合、見つけてもらうために笛(ホイッスル)があるとよいですね。声を出すのは体力を消耗しますので、笛があると便利でしょう。


* * *


◎ 防災カバンに入れておきたい、意外なアイテム


・ラップ

 大怪我をした際の、止血のための応急処置として使えます。


・ガムテープとマジック

 避難所で持ち物に名前を書いたり、ガムテープに名前を書いて服に貼れば、名札として活用できます。


* * *


天災は忘れた頃にやって来る、という言葉があります。

日頃から防災対策をしておきたいですよね。

私は防災カバンを常備し、年に1回、水や乾パンの賞味期限を確認するなどの点検を行っています。


災害は起きないことが何よりですが、起きてしまったら、いかに適切に対処するか。

日頃から脳内シミュレーションを行って、確認しておきたいと思います。

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