閑話 ゆめにっきetc
夢を見た。
龍が生きていて今も駄弁りながら笑う
そんな優しくて残酷な夢
かつての皆は向こうに行っちゃった。
残されたわきち達も散り散りに。
あの日あの時、ほんの少しでも優しくなれたなら
夢は現実になっていたのだろうか。
今でも夢を見る。
彼らは本当にいい子たち
振り返れば怪しさしかなかった
それでも彼らは受け入れてくれた。
でもそんな日常はもう無い。
ゆっくりと停滞し、いずれは崩れてしまうのはわきちが一番知っていたはずなのに。
それでも目を背けた。
◇
龍元連合
という文字を見て思考が止まった。
一度だけ仕事で見た名前。
あれに関わろうとする人間が居るのかと恐怖した。
馬鹿じゃねぇの?とは言えなかった。
その名を知っているということはつまりそうゆうことだから
◇
不味いことになった。
発見者となっているitmry.2667が接近している
あの子達が危険だ。
守らなければ。
無事だったからよかったものの
あんな馬鹿な真似は防がなければ。
でも、どうやって?
メンバーは散り散りだ。
全員に注意を促して的になったら元も子もない。
傍観に徹しよう。
何か起きたら直ぐ動けるように。
隠し通そう。
発見者である事実と、その危険性を。
たかがsnsだと思うかもしれない。
でも今の世はやろうと思えば逆探知からウイルスまでなんでもできてしまう。
メールだって開かずとも届いた時点で感染できる。
氷山の一角は氷山の一角でしかない。
実害が出てからでは遅いが
わきちも警察も何もかも、
事後対処でしか処理できない。
転ばぬ先の杖が悪意によって折られる可能性は十分にある。
残念だが約束は守れそうにない
龍元連合 √396 @zaguro
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