目指し続けることのわな

釣ール

だからこそ

 ケダモノがさわぎたてるだけさわぎたてて自己満足にひたるだけの祭りでしかなかっただけ。



 誰かといたい?

 それは本当にあなたの願い?



 全ては満たされない欲をうめるために誰かをみているだけ



 ほんとうはどういう目的だったかをことばにするのを忘れていた。



 幸せは限られたものばかりが手にするだけのものじゃない。

 そうとわかっていても、うたがってかかっても言いくるめられてしまう。



 ケダモノが集まる暗いさけび。

 解決策もなければ解決策をいそぐだけの人間。



 どんなテーマも共通していればすぐにさわげば何かが変わると信じて人は集まる。



 ほんとうにそれだけでいいのか?

 自分たちさえ満たされて社会にまかせれば解決できるとでも?



 目指している先がわなだとは気がつかないか。



 そういうのは幸せとは言わない。

 かたよっているだけ。



 そんなケダモノをうらやましいと思っていた自分も人間でしかなかった。



 いや、ケダモノがさわいで喜んで酒を飲んでいる姿を見るよりもマシか。



 だから今日も鏡を見てそれらを忘れ、自分自身の目的を忘れない。



 そんな誘惑ゆうわくにはもう負けたくないから。



 もうここでキリをつけよう。

 次があると信じている。



 だからこそ。

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