第12話 もう一人の私とアドラー心理学

「劣っていることは資産である」


そう、意識できるなら・・・人は「ペルソナ」を形成することなく


シャドウと戦うこと無く


人生を他人と協力して、他者に貢献できる。と、説いた人です。


「トラウマは無い」と言う言葉もアドラーの心理学では有名です。


しかしながら・・・このアドラーさん。戦争で娘さんを拉致され、かつ、殺されてしまい、胃がんになってしまいます。そしてそれが原因で亡くなられます。


・・・めっちゃトラウマで、胃がんになっちゃってます。


トラウマは有りますね。うん。


それはさておき、「劣っていることは資産である」と言うタイトルで講談社から漫画が出ています。


漫画に書かれている事は劣等感。またはわざと劣っている演技をすることで、親を大人を支配しようとする。トラウマを演じる事で、他人を支配しようとする。問題行動を起こして注目を浴びる。


つまり、トラウマさえも敵である大人、他人をコントロールする道具として利用する。だからトラウマは無い。そう言う言葉が出てくるわけです。


それとは別に体の弱かった人が、運動をして、いつの間にか運動のプロになって、サーカスの団員になっていた。劣等感と向き合い、克服することを目標として、正しく向き合うならそれは資産である。上記二つの生き方をアドラーは「ライフスタイル」と呼びました。


アドラーさんの教えの核をなす共同体感覚。他人を敵では無く、「仲間」だと・・・認識する。

家のために何ができるか。

村のために貢献できることは何か。

市のために貢献できることはあるだろうか。

県のためにできることはどんなことか。

国のためにできることはどんなことか。


そう言う感覚を磨いていく。人と人はお互いに助け合って生きていると知れば知るほど、自分も他者に貢献しよう。ゆっくりと丁寧にすれば、自分にもできる。


ただアドラーさんは最初に言ったように「トラウマ」によって、胃がんになり、亡くなられました。


トラウマ、PTSDには全く歯が立たなかったわけです。


ライフスタイル・・・自分の隠された意識を発見するなんて・・・


そもそもそこがとても難しいです。


共同体感覚は「共同体の声を聞く」と説明されていたりして、「高次元の存在に導きを得る」と言う考えに近い感じもします。


ただ起点が自分で「意識する」と言うところにあるんですね。


前回お話ししましたように、意波羅蜜いはらみつは効果が無いと。


空海さんが教えてくれました。ノーベル賞を取った人に天才と言われた空海さんでさえ、意識しても「高次元の存在から導きを得る」ことはできなかったんです。


あとボク自身。PTSDは意識だけではどうにもできませんでした。


それにトラウマを本当に抱えている人にとっては悪魔の自動思考(自己否定と過去の罪悪感も含む)に晒され、襲われ、


それどころじゃ無いです。


決して他人をコントロールするために・・・そんなモノじゃ有りません。


おそらくアドラーさんも自分が「トラウマ」を抱えるまで


トラウマを理解できてなかったのだと思います。


結局、「高次元の存在から導きを得る」


それには言霊の法が一番です。


仏の化身、白い象をイメージして


「お助けいただき、ありがとうございます」


そう唱えるだけでもいいし


真言密教の真言でも良いと思います。


また最後の神さま、お助けいただき、ありがとうございます。


日本の八百万の神々にお助けいただき、ありがとうございます。


大切なのはあなたが「高次元の存在」と認識できること。


その上で、「お助けいただき←あなたが導かれたい内容に書き換えるのも良いと思います。ありがとうございます。←先に感謝を述べることで導かれたい内容と出会いやすくなります」


結論としてはアドラー心理学は自分から意識を理解して意識の大元を変革していく。


そう言う意味では勇気ある心理学ともいえます。


それができる人もいるかも知れませんが・・・。


ボクは無理だと思います。ただそれでも


ボク自身が、この心理学をよく読むのは


「どんな事も


   ゆっくりと丁寧に取り組むなら


                 必ずできる。」


そんな一言です。


それを本当は親から言われたかったけど


言われませんでした。


あと二つ三つ有ります。気に入った言葉は。


アドラー心理学が、年間ベストセラーのトップテンに入るのは


そう言うところだと思います。名言が多いんですね。


自分が、言われたかった言葉。


それを目的に読むのなら、アドラー心理学はおすすめです。


内容としては意識を意識して変えていく。


それは無理なので、


「高次元の存在に導きを得る」


導いてもらいましょう。


あなたの見ている現実は案外あっさりと変化するかも知れません。

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もう一人の私 グイ・ネクスト @gui-next

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