第11話 もう一人の私と高次元の存在。

高次元の存在から導きを得る。


もう一人の私。影を形成してしまった人は


高次元の存在から導きを得る事で、初めて対話できると思います。


影は危険な存在です。


そんな影と対話ができるのは、高次元の存在から導きを得ると言う事なのだと思います。


前回、お話したように


何らかの依存関係から「仮面」ペルソナを被り、シャドウなる影を形成する。


そう言う条件ならば・・・多くの人がペルソナを被り、シャドウを形成している。


しいて言えば、致し方なく。そんな状態を少しでも改善したい。


そのために


高次元の存在から導きを得る。それには東洋哲学の分野だと説明しました。


それを自分の人生で、実践されたのが、空海というお坊さんです。


弘法大師という名前の方が有名かもしれませんね。


空海さんは密教に基づいて、高次元の存在から導きを得るには三つの修行方法があると言われ、その三つを全部実践して日記として残されました。


八十八ケ所巡り。聖地巡礼して、高次元の存在に導いてもらう。身波羅蜜みはらみつ大河ドラマで、坂本龍馬とかやってましたよね。それと高齢の方は、どういうわけか、やっている人が多い。ただ空海さんの日記には八十八ケ所を全部回った後に「こんなの何の意味も無かった!」と、日記に書かれています。


経典を読んで、意識から変革する。意波羅蜜いはらみつ。意識変革を促す脳の使い方とか、思考を変えるとか。ネガティブな感情を抱えていてもポジティブになれるとか。要するに健康な時に意識を現れる思考に気づかせるなどのマインドフルネスもここに入るかと。現れた思考を否定も肯定もしない。ただ認めて行く。しかし、PTSDなどには無理でした。憎しみが、強く湧き上がってしまいましたからね。そして空海さんも無理と言われています。どんなに経典を読んでも、高次元の存在からの導きは感じれ無かったようです。


最後に口波羅蜜くちはらみつ。言霊の法です。


ちなみに空海さんは虚空蔵菩薩の真言を朝から晩まで唱えて、高次元の存在からの導きを得たそうです。


とても大きな大きな自分が口から飛び出したと、その時の事を表現されています。


それはエネルギーなんです。自分という存在をエネルギーとして見ると


地球よりも大きくなるんですね。


ああ、自分の本体はエネルギーだったのかと。


エネルギーという概念も無かった時代だから・・・


説明難しかったでしょうね。


ただ空海さんのように朝から晩まで・・・真言を唱え続けるのは


とても難しいです。


それに多分、そんなのやりたく無いです。


ただ口で唱える事は有効な事だと空海さんは見つけてくれました。


じゃあ、たった六文字ならできるだろうと、修行を簡単にしてくれたのが


浄土宗の法然さんです。


「南無阿弥陀仏」ですね。法然さん、本人は一日一万回唱えていたそうです。


彼は愚痴が多いく、愚痴が心に上がってくるたび、唱えていると、自然とそんな回数になったとか。


それゆえに本人も「愚痴の法然」と名乗っていたほどです。


口波羅蜜は有効。回数を唱えれば高次元の存在から導かれます。


それでも一日一万回?しんどいです。


そんなのとてもとても。


というか、何のために導かれるのか?


人として悩みを問題解決したいからです。


導かれると分かりますけど。


体感として空(くう)の思想を理解できます。


陰陽道を極めた存在からの導きなので、陰陽道を極めるとはどういう状態なのか理解できます。


魂が本体に戻るので、魂は、驚くことに


死んだ人と同じ状態になる。


まさに般若心経にある死んで生きる知恵を体感できます。


時間の経過と共に


高次元の存在に導かれるには・・・言霊を唱え続ける。


本当に悩みが解決していきます。


まさに論文の通り。


もう一人の私とも対話が成功し、一緒に歩いていけます。


何故対話ができるのか。


魂が本体に戻っているからです。


もう一人の私が危険なのは「魂」が本体に戻っていない状態です。


そのままでは魂の取り合いになるからです。


だから、高次元の存在に導かれる。


何とかそれを体験していただきたい。


さて、話を戻して・・・法然さんには優秀な弟子がいました。


日本で一番門徒が多い。そう、浄土真宗です。


親鸞しんらんさんですね。


我が家もそうなのです。


この親鸞さん。口波羅蜜は有効であり、南無阿弥陀仏は高次元の存在につながっていると知りつつ。


すごい事を毎日読む経典に書き残されました。


阿弥陀という名前で呼ばなくてもいい。無量寿(むりょうじゅ)であったり


安養(あんにょう)であったり


とにかくたくさんの名前で呼ばれている。


ただあなた本人に「高次元の存在」だと、分かっていればいい。


その上で、もう一人の私。


そう、もう一人の私と一緒に救われた姿が見える。


影と一緒に救われた姿が見える。


つまり、ゴールを示したわけです。


仏教的に書くと「三途の黒闇」と経典には書かれています。


つまり、あなたの魂の姿です。


三途の川を渡る時に、映しし出される、あなたの姿です。


認めたくない、見たくも無い、押し込めてきた「もう一人の私」だったりします。


親鸞さんはそれが見えるまで・・・


「南無阿弥陀仏」。たった六文字を唱え続けてみなさい。と、言われた人です。


いや、とんでも無いですよね。


人によってはわずか十回で、見える人もいるでしょう。


目が見えない人にも見えます。


心の中に浮かび上がってくる感じですね。


心眼というやつですね。ちなみにボクは


「世界を呪うことしかできなかったもう一人の私」でした。


そんな私を大いなる何かが救ってくださいました。


ここからはボクの経験ですけど、見えたら


対話ができます。


あーだから自分は辛いのかとか。


そうだよなぁとか。


おそらく人生において最高のパートナーとなると思います。


何せもう一人に私なので。


そしてもう一人の私と手をつないで生きて行く。


それが一番優しい道だと


自然と心が感じます。


親鸞さんも言われている通り


名前はどうでもいいのです。


あなたの好きな呼び名で「高次元の存在」に呼びかけてみてください。


白蛇様の場合。大物主大神おおものぬしのおおかみ

くしみたま、さきみたま

守りたまえ さきわえたまえ

白蛇様


大いなる何か、宇宙を思い浮かべ。


「導きたまえ」


ただそれだけ唱えるのもありです。


また真言密教に興味のある方は


自分に合った真言密教を探して見るのも


一つです。


仏教の勧誘みたいになってしまい、すみません。


仏教が嫌いな方はキリスト教にある


最後の神様。


ある人間が信仰によって、神の代理になり


闇の支配者となる。


その者、王の中の王にして


唯一の死の天使。(よく物語で出てくる死神はもののけであり、正確には死の使いであると、分かってもらいたいです)


それが最後の神様。


最後の神様、お助けいただき、ありがとうございます。


そう、唱えて見るのもいいと思います。


ただ「もう一人の私」が見える前に


まず


現実に変化が・・・


ボクは訪れましたけど。


どちらにせよ、「高次元の存在に導きを得る」。


人の問題解決に・・・それが一番特効薬のようです。

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