猫専用銭湯でバイトしているあの二人に話を聞いてみた
祐里
瑠璃子と湊
1.名前とお互いの関係について。
瑠璃子「
湊「
2.お互いの第一印象について。
瑠璃子「姿勢が良くて、しっかりしてそうという印象でした」
湊「明るくて元気な人だなと思いました」
3.相手のことをなんと呼ぶ? そう呼ぶようになったきっかけはある?
瑠璃子「『湊くん』って呼んでます。きっかけ……何だろ? 上村オーナーが『湊』って呼んでて、それに『くん』を付けただけ?」
湊「『るいこさん』って呼んでます。猫さんたちが『るいこ』って呼ぶので、うつっちゃいました。で、俺の方が年下だからさん付けで。一応、今のところ」
4.喧嘩はする?
瑠璃子「喧嘩というか……、怒っても何だかいいようにあしらわれているような気がします。私の方が三歳も年上なのに……」
湊「いいようにあしらってるつもりはないんですけど、まあ確かに、喧嘩のうちに入らないかなぁ。るいこさん、いつも俺に対して怒ってるわけじゃないんで」
5.相手が機嫌悪いときはどうする?
瑠璃子「んー、湊くん親子喧嘩するよね。たまにだけど。そういう時は聞き耳を立ててます!」
湊「お願いだからそれやめて……父さんよけいなこと言うから聞かないでほしい……。るいこさんの機嫌が悪い時は、甘いものを買ってあげればオッケー」
6.相手が喜ぶこと、嫌がることを把握してる?
瑠璃子「湊くん、猫さんに『はやくー』って呼ばれるとうれしいらしいんですよ。猫さんカワイイけど、私はそういう時焦っちゃんですよね。あと、私が和菓子屋さんで店員さんとおしゃべりしてると嫌がるんです。何で?」
湊「あのね、あそこの店員ね、若そうに見えて妻子持ちですからね? なのにいちいち世間話持ちかけて……何なんだあいつ……! で、何だっけ。ああ、そうそう、甘いもの食べさせるとるいこさん喜びますよね。嫌がることは……俺、部活で弓道やってるんですけど、試合前とかに忙しくなると、嫌がるというか心配してくれます」
7.誕生日には何かする?
瑠璃子「お誕生日にまた遊園地行こうか! 湊くん絶叫マシン好きだもんね! パスポート代おごってあげる!」
湊「ありがとうござ……いや、実は絶叫マシンはそんなに得意でも……じゃなくて、そりゃしますよ。でもまだ高校生だし、あまり盛大にはできないのがツラいなぁ」
8.お互いの部屋に入ったことはある?
瑠璃子「湊くんの? あるわけないじゃないですかー、上村オーナーに応接室に通されたことならありますけど」
湊「ないです。まだ」
9.ここだけは直してほしい!
瑠璃子「ゴンゾウさんが、『みなといいにおい』って言うんですよ。私が臭いみたいじゃないですか。何で? おかしくないですか? 男子高校生ですよ? いいにおいやめてほしい!」
湊(自分の服のにおいをかぎながら)「何でですかね? いいにおいっていうの、自分でもわからないんですよ。すみません。るいこさんに直してほしいのは、お節介焼こうとして突っ走るところ。まず俺に相談するように」
10.不意に相手が泣いているのを見てしまった、どうする?
瑠璃子「何か事情があるんだろうなって思って、泣き止むまで黙ってます」
湊「るいこさんの場合はお節介の末に他人のことで泣いてそうだから、尋問して事情を聞き出します」
11.平常時、非常時、主導権はどっちにある?
瑠璃子「いつでも私、と言いたいところだけど、いつでも湊くん……何でだろう……」
湊「いや、そんなことないでしょう。非常時はるいこさんですよ。誰かが困ってるとやけに強くなるんだから。俺は付いていくのに精一杯。事前に相談してほしい……頼むから」
12.相手が罪を犯したらどうする?(一緒に逃げる、自首するよう説得する、血に汚れた手を洗ってあげる…等)
瑠璃子「罪を? 湊くんが? ないない、ないですよー!」
湊「もしるいこさんが罪を犯したら……なさそう……。あ、またモカさんの耳に水が入っちゃったら、一緒に謝ってあげますからね」
13.自分だけが知ってると思う相手の豆知識
瑠璃子(神妙な面持ちで声を落として)「弓道は女子にモテたくて始めたらしいです」
湊「それ違うんだけどなぁ……何度否定しても無駄なんだよなぁ……。るいこさんについての豆知識は、実はベアトリクスさん(作者注:血統書付きの真っ白ふわふわ猫さん。しゃべり方も物腰もクールで上品)に憧れていること。上品になりたいらしくて。るいこさんはこのままでいいのにね」
14.ここまでありがとうございました。お二人が登場する作品を宣伝していってください!
https://kakuyomu.jp/works/16818093075597242870
猫の集まる銭湯は今日も大賑わい
主人公の瑠璃子は、猫に優しい街の猫専用銭湯で猫を洗うというバイトをしています。湊は銭湯のオーナーの息子です。
ある日、お客さんのゴンゾウさん(メス猫)が買い物に行く途中の瑠璃子の目の前に飛び出してきて、泣き始めてしまいます。そこで事情を聞いた瑠璃子がお節介を焼くことになり……
という、悪い人が出てこないほのぼのストーリー。
ジャスト1万文字で読みやすいと思います。
かわいい猫さんたちが出てくる現代ファンタジーを、どうぞお楽しみください。
書いていて楽しかったです。
企画主の芳岡 海様、ありがとうございました。
猫専用銭湯でバイトしているあの二人に話を聞いてみた 祐里 @yukie_miumiu
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