夏の途

交喙

夏の途(短歌5首)

夜明けみたいな顔をしたまま月の裏でステップを踏みましょうよ


帰れない理由がほしかっただけ知らない路地で鍵を投げ捨てる


昨日まで咲いてたと思うんだけどワスレグサの面影も朧


明日の嘆きを背負わせるのは木陰でうつむくカマキリでもいい


銀色に光る月が落ちてきたのは罰でしょうか救いでしょうか

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夏の途 交喙 @isuka_ndaru

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