輝き出すのは股間だけなのか?

 どこか冴えない人生の主人公が三十路になり、些細なきっかけで自死を決意するのですが、安価スレで決められた社会的な死を実行しようとしたら股間が眩く輝き出す……ということから始まるこの作品。
 死のうと思ったという思い語り口なのですが、玄関ともいえるキャッチコピーで股間が光ることはわかっているので親切!
 サクッと呼んでわははと笑ってそしてちょっぴりしんみり出来る良い話なのでオススメです。
 短編小説としても構成や玄関周りの整え方が完璧でお手本になる作品。

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