ゲームの思い出エッセイ

蟹味噌ガロン

ふしぎのぼうし

 ゲームについてのエッセイを書いている人が居たので自分も書いてみようかなぁと筆を取ってみた。


 因みに蟹味噌ガロンの普段の一人称は自分、なのでそこは許して欲しい。(文章で記載するなら"私"が正しいのだろうけれども)


 因みにゲームをした一番古い記憶、といえば皆さんは何に思い当たるだろうか。


 書けば年齢が完全に分かってしまうと思うのだが、自分が初めて手にしたゲームハードといえばゲームボーイアドバンスである。


 よくゲームボーイアドバンスで兄弟揃って遊んでいた。自慢になってしまうが、夏休みのお祭りでクジを引いた際に自分が特賞を引き当てた時、景品がゲームボーイアドバンスだったのだ。もちろん、超喜んだ。そして当たったゲームボーイアドバンスで遊び倒していた。


 そんなお気に入りのゲーム機をゲットしたものだから、ソフトはゲームボーイアドバンスで遊べる物を選んでいた。

 いろんなソフトで遊んでいた。一番最初にまずはポケットモンスターサファイアで遊んでいた。あとロックマンだとか、メイドインワリオだとか。


 そしてゲームボーイアドバンスで遊んだゲームの内、最も印象に残っているゲームが一つある。それは、『ゼルダの伝説ふしぎのぼうし』である。


 超有名、ゼルダの伝説のシリーズ作品の一つである。ストーリーは王道。


 ハイラルの町で幼馴染のゼルダ姫と一緒にピッコル祭を楽しんでいたリンク。そんな時、グフーが封印されていた伝説の剣を折り、魔物達が溢れ出してしまう。その溢れた魔物達によってゼルダ姫や兵士達が石になってしまった。ゼルダ姫達を元に戻すには伝説の剣の力が必要だと王は語る。リンクは剣の修復の為にピッコルたちが暮らす森へと冒険に旅立った。


 というストーリーである。

 ゲームのセーブデータは全て使っていた。初めからクリアまで何周したか覚えていないけれども、少なくとも三回以上はぶっ通しで遊んでいたと思う。


 ゲーム内ではリンクが分身するギミックがあり、それがめちゃくちゃ楽しくて無駄に増やして一緒に歩いてた。


 コッコを攻撃できるのに驚いて何度も切ったら死にまくって、ゲーム内でのくじ引きにハマって、フィギュアを全部集めるまで何度もやっていた。


 そのくらいガチでやり込んでたゲームである。もちろん、ゲームのストーリーも大好きで、クリアした時のシーンが凄く良い終わり方だったのを覚えている。それを見るためだけに、ボス戦前のセーブデータから、何度もグフーをボコボコにしてラストを見た。ウチのグフーは多分十回くらいボコボコにされている。


 多分、このふしぎのぼうしにドハマりしたのをきっかけに、一時期ゲームばかりしていた気もする。


 それくらい好きなゲームだったので、YouTubeやら Webの記事でタイトル名を見た時にクリックしに行くのは必須な訳である。

 それで最近知ったのだが、ゼルダの伝説ふしぎのぼうしは当時あまり売り上げも良くなく、評判もそこまでだったらしい。


 いやいやいや、絶対嘘やろ。

 と、思ったけれど内容見て、まぁ……納得した。初心者向けすぎたらしい。せやな。小学生の自分にでもクリア出来たわ。


 でも、世間の評判はガン無視でこのゲームの事を言うなら、超名作。自分が凄く好きだから全部オッケー。


 それでもって、ゼルダ好きの自分を作り出した種と言える作品でもある。


 ふしぎのぼうしを遊んでいなかったら、他のゼルダシリーズだって気にもとめなかっただろうし、ブレワイやティアキンは「操作が難しそう」という理由で避けていたかもしれない。


 ゼルダの伝説ふしぎのぼうしは、自分にとって思い出がいっぱいの優しいゲームだ。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

ゲームの思い出エッセイ 蟹味噌ガロン @kanimiso-gallon

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

カクヨムを、もっと楽しもう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ