透明な洞窟の中で

紙の妖精さん

明日はいつも透明な洞窟で

私は詩と暗闇の中に消えたい


高い理想は悲しい恋


恋愛は楽しいはずなのに

迷宮が好きだったはずなのに


彼らは言う


そして

私たちは去る

詩として


私の声は静かな溜息

迷宮の奥深く存在する真実

は過去の影


彼らは私たち

愛と孤独の美しさを見つける

無限の調和に愛を浮かべて


私たちの存在は記憶され

微細な感情の詩として永遠に回答する


私達は誰よりも自由で誰よりも孤独


恋も孤独


繋ぐパラ思考


悟りは遠くの雲の影


貴方の影と重なり


やがて

私たちは虚空の光を

冷たくも、鋭くも、時に温かく

心の形を変える


未来や時間の存在は

静かに調和と混沌の間で

人間として、情報として

回想する

心の雲の中に閉ざされていくように

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透明な洞窟の中で 紙の妖精さん @paperfairy

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