俺の立ち位置と役目?

異世界だと改めて自覚したんだ

ファンタジー世界だとつくづく思ったよ

それに目の前の毛耳美女やハイエルフの美女に聖女の美女、そして元伯爵令嬢の美人騎士とか┅┅


前世の俺を考えたら4人が俺の嫁として一緒なんて有り得ない事だよ?

ファンタジーの自然が醍醐味なら美人を好きに出来るのも醍醐味だよねぇ~♪

だって異世界物語やアニメとか直ぐハーレム世界♪とかだろ?


それを地で行ってるじゃないか

出会いも奴隷とかだし生贄とかだし、定番の賊に教われ救って懐かれただもんなぁ┅


マリアンヌだって曰くありだしね

そう言えば彼女どうしてるかな?

確かスケベ爺ぃの教皇とかにエロい目で見られてたんだよな┅

今頃妾とかにされてないか?

はぁ~転生者の彼女をどうにかしろとか言われるんじゃね?


どうやら女性関係は醍醐味と言うより役目?みたいな事になって無いか?

それで絶倫王とかだったらなんだかなぁ┅┅┅俺自身じゃない


でも彼女達を好きになって関係持って嫁とした事は嬉しいんだ♪

幸せかな┅男としてね?


「ケンジ殿?」

「ああ!ごめん、それで世界樹には会ったのかな?」

「アヤツの処へは行ってないのじゃ、アレは面倒くさい奴じゃでな?」

「アハハ!そうなのか?でも実が出来る頃においでって言ってたよ?もう一杯実ってるだろうな」

「世界樹の実ですか?それは凄いですね!」

「あれは美味しかったよ♪甘くて少し酸味が有るんだ、2つ食べたら腹一杯になったよ」


「「「「┅┅┅┅食べた!」」」」


「なにそれ?木の実なの!ズル~イ!私も食べたかったなぁ」

「ゴホン!フェリス?世界樹の実よ?それを食べるとは┅」

「ウフフ♪ケンジ様は世界樹の実とか普通に木の実なんですね?

とても畏れ多いのに♪」

「まったくじゃ!この常識知らずは!な~んも知らんのじゃな?

少しは勉強せぇ!」


「なんだよ?木の実じゃ無いか?それに実のったら全部くれるって言ってたよ」

「「「「「はぁぁぁぁああ!」」」」」


「それ本当!それなら凄いわよ!」

「そうです!流石!ケンジ様!」

「どこの世界に世界樹の実を全部獲得できるって言うのよ!

あの実は奇跡の実なのよ!」

「そう言っても世界樹の爺ちゃんがくれるって┅┅」

「爺ちゃんじゃと?相当気に入られたようじゃな?

あの偏屈者がなぁ┅」


「そう言えば今度皆と来るって言ったっけ?それにシンシアとソフィアに会いたいってさ」

「世界樹様が?私に?」

「私もですか?はて?」

「ウォホッホホ!そりゃそうじゃろ?エルフ国皇女とルタルニアの聖淑女じゃ、会って話す事が有ると見た、儂も会って話さねばならん」


「じゃあ行く?皆で?」


««««「「「「「行くぅ!」」」」」»»»»


と言う事で急遽世界樹の元へ!

ダ・カ・ラ!馬車の荷台は収納!

アンとリンは時空ルームへ皆と一緒に入って貰った

転移するのにバラバラよりルームに入ってたが魔力消費が少ないからね~♪


体1つで世界樹の所へ転移すると目の前には多くの実を付けた姿が目に入った


収穫するの大変だな┅┅┅


「これが世界樹┅┅天辺がみえな┅い!はぁ~」

「世界樹様!┅┅ああ!やっと!」

「ソフィアは仕方ないね?エルフは世界樹と共に生きる種族

今は枯れてなんも無いって寂しい限りだ」


「ケンジ様と同じ薫りですね?」

「ああ、それは爺さんが弱ってたから俺のマナや魔力を別けて挙げたんだ」

「それで┅┅」

「フフ!ケンジ殿はこの世界樹を凌駕する程のマナと魔力を生み出すのじゃな?

それで世界の均衡が保たれてる」


なにそれ?初耳ですが?


『やっと来たか?仲間も多いな?』

「この子がシンシア、ルタルニア聖女だよ、こっちはエルフ皇女のソフィア、銀狼族族長の娘フェリスに知ってるだろう古竜のボルガだよ」


『そうか┅┅驚いたな?シルフィから話を聞いたぞ、ソナタの住み家がえらい事になっとるようだ

見たのか?』

「いや?行ってないが?えらい事にってなんだよ?」

『フフ行って見たら分かる、それより皆祠へ入ると良い

そっちが話し易いからの?』


シンシアとの話しはルタルニアの宮殿の事だった

あそこは俺が金目の物を全て頂いて何も無い筈だ

しかし!通路のアダマンタイトや宝物殿の壁は全て金で作られてるから可能な限り剥がして財とせよだって


ソフィアには面白い事を話してた

世界樹の苗を作りエルフの里に植えれば元に戻るとか?

苗は俺に任せろだって!無責任な!そんなの出来るか!


でも意外と簡単?でも無かったが挑戦したら出来た!

世界樹の実に魔力を注ぎ破裂しないギリギリ迄膨らませると強い苗が育つらしい

魔力が足りないと発芽しないと教えてくれた


パーン! パーン! パーン!


派手に割れてます!

萎んでしまう実は悲しいなぁ

そしてやっと12個目で出来た!

倍は膨らんでるぞ!

これを植えたら良いんだな?

ソフィアが嬉しそうだったのが良かった


ボルガ爺と世界樹爺さんの仲は悪いのか?

凄く緊張感ダップリだったよ


『ケンジと一緒とは何の冗談だ?』

『フン!お主が知った事か!それより弱って枯れそうだったとは情けない!この世界を滅ぼすつもりか!』

『たわけ!誰がそんな事をするか!ケンジで無理なら創造神様に頼む所じゃたわ!』


『フン!老いぼれの戯れ言を聞く創造神様では無いわ!

若木に替えて仕舞われる筈だ』

『お主!創造神様と言ったな?もう恨みは無いのか?』

『フッ!そんな物はとうに無いじゃろうな!

ケンジ殿と出会ってからは自分の愚かさが良くわかったようだぞ?

だからこの古竜となって消えたので有ろう

邪神は消えた、ここにおるのは老いぼれの竜じゃわい!』


『そうか┅ケンジのお陰じゃな?フフフ!お主と儂も同じヒトに救われたと言うのか?ウォッホホ!愉快じゃ!』

『そうだな┅┅運命とはわからん物だ』

『ケンジよ?もう1つ頼みを聞いてくれんか?』


「なんだよ?別に良いぞ」

『ではな?この先に精霊樹がおるのだ、それに会ってくれ』

「精霊樹?それはあの進化の実がなる木だよな?」

『そうじゃ、精霊樹の実が進化の実と言われとる

精霊樹がお前さんにどうしても会いたいそうじゃ

大方精霊達の事であろう』


「それなら行くよ、う~んあれかな?」

『今行くのか?』

「見えたからな、じゃあちょっと行ってくる」


そう行って転移した


【精霊樹】創造神が精霊の為に創った樹木 その実は【進化の実】と言われ生き物を進化させる

しかし進化には条件が揃わないと達成しない 欲深いヒト族は進化する為に求めたが誰も進化した事が無い ヒト族の進化条件はレベルMAXが最低条件


『お主がケンジか?』

「世界樹の爺さんに聞いたぞ、なにか用かな?」


『フフフ┅そのオーラは確かだな┅┅ケンジよ?

ソナタは精霊が見え話せて触れる稀有なヒト族と聞いた

精霊は1000年に1度ヒト族や亜人種との間に子を持つのだ

その子は天上界へ献上され天子となり神の子として育てられる

しかし1000年の間に見えて話せて触れる事が可能な者が現れんのだ』


「そうだってな?」


『それだけソナタは貴重な存在なのだ、何れ精霊王かアフロディア様が頼みに来るだろうな

天上界では天子不足で次代の神が危ぶまれてる

精霊にも進化して可能な精霊となる様に促してる所だ┅┅

この実を食べても条件が揃わねば無理だと言うのにのぉ┅┅』


なんかそれ?俺に種馬とかになれと言ってないか?

前に精霊王が言ってたよな?

子を授かりたいって┅┅


『ケンジに頼む、この実を精霊達に食わせてくれんか?

皮が硬く種も大きいこの実は食べれる部分が少ない

実体を掴めぬ精霊には難しいのだよ、実っても宝の持ち腐れで今まで来たのだ』


「それは勿体ない?木の実だから旨いだろうな?世界樹の実は美味しかったぞ」

『フフ┅世界樹の実を食べたとな?フフフ┅ハッハッハハ!やはり面白い男だな?

ヒト族なら絶対に食べん!それを┅┅』

「なんでだよ?たかが木の実だろ?食べないと腐るだけだ

美味しいなら食べたが良いに決まってる」


どんな木の実でも中の種が落ちなければ次に繋げれない

果肉で種が腐る事もあるんだ

自然の摂理は食物循環だから回さないと駄目だよね?


『100年ぶりに実を付けた、この実を全部持って行くが良い

そして皆に食べさせてくれんか』

「それは良いが┅┅あのな?実は世界樹の爺さんも実を収穫しろと言って今皆が収穫してる最中だ

その上にこの実だろ?

今日は無理だな、世界樹の実はあの大きさに沢山付けてる

1日では終わらないだろうからそれが済んだら来るよ、それで良いか?」


『アッハッハハ!愉快だ!世界樹の実も全部ケンジが貰ったのか?アッハハ!こんなに笑ったのは何千年ぶりか!フッハッハハ!

気に入った!お主にそこの物をやろう

なぁ~に儂が持っていてもゴミにしかならん

ほれ?根元の所に埋まっておるだろ?その箱だ、持って行け!』


「これか?┅┅┅宝箱だな?随分と大きいな?それに綺麗だ┅

土魔法で取り出すぞ」


ボコボコと浮かび姿を現す宝箱

3m×2mで深さも2m有る巨大宝箱


『その箱は空だと大きさが変えられる便利な箱だ、アイテムBOXだしな』


今なんと言った?アイテムBOXだって?これが?

なんて凄いんだよ!性能は?


「これは時間停止機能付きで無限収納なのか?」

『そうだ、アイテムBOXはその様な物だろ?中身は新品だからポーションとか使えるぞ』

「ありがとう!こんな凄い物を!」

『そうか?喜んでくれて良かった、何時でも来るが良い』


宝箱を収納して戻った

皆は楽しそうに実を収穫してる

精霊樹の実も収穫すると言ったらどう反応するかな?

進化の実だ喜ぶんじゃ無いかな?


『どうであった?』

「なんか気に入られて色々と貰ったよ、それに実を貰ってくれだってさ、収穫が大変だよ」

『そうか、それは良かった、あれもこの世界には無くてはならん存在だからな

ならばその実で苗を作れば良い

精霊樹の実には種があるからな簡単に増やせるぞ』


「増やして良いのか?」

『我の苗は簡単では無い、それにそう増やしては困る

世界のバランスが崩れるでな?

精霊樹なら問題無い

あれは精霊の為の木じゃからな

多ければ精霊達が助かる』


へぇ~面白いな、精霊樹は霊樹と呼ばれ世界樹は聖樹だ

この世界樹には精霊に似た核が存在する

その核が姿を現す時はこの世界に何かか起きる時と言われてる

精霊樹の核は精霊より高貴で実体化するのが可能だとか


いつか会えるだろう必ず┅┅


「う~ん!沢山取ったけど終わらないわね」

「まだ中腹よ?あ~んなに高いんだもんいつ終わるのやら」

「でも楽しいですよ?精霊さん達が応援してくれて助かります」

「私は一生出来ないだろう事をこの数日で幾つも経験してるのだ

驚きと楽しさにこの世界が好きになってる所だ」


ソレイルが騎士言葉に戻ってる!

衝撃だったんだろう

世界樹と話して触れて実を取ってるんだもんな

考えられない事だよね?


『ケンジ?精霊樹様と話したの?なんて?』

「精霊樹の実を皆に食べさせてくれだってさ、シルフィは進化の条件は揃ってるのか?」

『もう少しで揃うわよ、そしたら進化して┅┅』

「そうか、その時は言ってくれよ、実を食べると良い」

『なんでアンタが実を食べさせれるのよ』

「実を全部貰ったからな、この世界樹の実を収穫したら次は精霊樹の実を収穫だ」


『はぁぁぁああ!ホントなの!』

「ホントホント!あれは大変だぞ?鈴なりに付いてるからな

大勢で収穫しないと」


(もう!常識無し!あれはそんな簡単な実じゃ無いのよ?

それを貰ったなんて┅┅ケンジってワタシが思ってるより大物?本当に何者!フン!)


世界樹の木の前広場で野営して過ごす、収納してたアンやリンも伸び伸びと駆け回りエリザもフェニックスに戻り空を飛んでる


フェルとクロは何時もの様に森へと消えてた

時間があったから世界樹の祠とあの住み家とに転移ゲートを開いた

誰でも往き来出来る

世界樹の周りは結界と幻惑の術で魔物や不埒者は入れない


妖精族の皆と神獣に聖獣達が往き来して退屈しないで過ごせる

そう思ってた時もありました!


ヒャア!なんだよこれ?

アフロディアの結界が拡がって範囲がひろ~い!

そして妖精族達が住む場所を整備して幻想的な景色だ!

森も多くなって神獣や聖獣が住む場所を各々確保してる


こりゃ楽園だね?

でも俺が寝泊まりしてた家?場所もしっかり整備してある

家とは呼べないが基地みたいな感じで面白い!


ここもキチンと整備して家らしくしないと┅┅


森の場所もなんだか平穏な空気と時間が流れてる感じがした


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やり直しの異世界転生物語 ┅後悔は死んでも拭えない┉ 姫野 りぉ @1959rio

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