第14話 漆黒の夜の海への応援コメント
人魚との出会いは決して楽しい思い出だけではなかったんですね。
時間が経つことによってようやく口にすることができた。
この夜の記憶はいつか懐かしい思い出になるんでしょうね。
作者からの返信
ありがとうございます。
「ほんとうは人魚に出会ったのに、まわりに合わせるために人魚に会っていないと言う」というのの逆で、「ほんとうは人魚に会ったのではないのに、それはないしょで、まわりには人魚に会ったと言っている」というややこしい状態で、それでお父さんに人魚さんの贈りものを捨てられてしまった、ということですから、それはつらい思い出だったのかも、と思います。
たしかに、この夜の記憶も、いつかいい思い出になるのでしょう。
ここまでお読みくださいましてありがとうございました。
またよろしくお願いします。
第14話 漆黒の夜の海への応援コメント
完結お疲れ様でした。
「人魚」と「内緒話」から、よくぞここまでスケールの大きい話を思いつかれたものです。
キケローの言葉と、最後に笑い合える二人が美しかったです。
面白かったです。
ではではノシ
作者からの返信
ありがとうございます。
もともと前作に出て来たガートルードが人魚のふりをする、というだけのお話だったのですが、その「内緒話」をどこでばらそうか、ということを考えると、四十年後まで引っぱってしまいました。
ここまで大きくなるとは自分でも思っていませんでした。
わりかし「インド成金」気質丸出しのお父さんと違って、教養も身につけ、使用人とも仲良くしていたことで、地位は失っても幸せにはなれたのかな、と思います。
またよろしくお願いします。
第13話 人魚さんの内緒話への応援コメント
人魚の話から海女さんにつながるんですね。
作者からの返信
いやあ、もともと偽人魚ですからね。英語しゃべってるらしいし…。
ありがとうございます。またよろしくお願いします。
第10話 四十年後(1)への応援コメント
こういう零落も珍しいことじゃなかったんだろうな。
現代と違ってセイフティネットなんてないだろうし。
作者からの返信
ありがとうございます。
イギリスは、インドに対しても苛烈でしたけど、国内の貴族に対しても「男系の跡継ぎがいなければ即爵位召し上げ」でしたからね。
創作上のお話ですけど、国内に領地を持っていてインドに出て行ったのならまだ粘れたのでしょうけど、外地で成り上がったら、やっぱり脆いかな、という感じがします。
またよろしくお願いします。
第9話 人魚さんを追ってへの応援コメント
この世界にずっと浸っていたい。そう思わせてくれる作品です。想定より長くなりそうとのことですが、できれば長編で読みたいところ……。もちろん想定されている展開があるのでしょうから、無理を言うつもりは全くありませんが。
作者からの返信
ありがとうございます。
(ネタバレになりますが)次回掲載分のあたりを、同時代の英米の社会史と照らし合わせながら書けばたぶん長編になるんだと思うんですが、今回はその準備がありませんでした。
またよろしくお願いします。
第9話 人魚さんを追ってへの応援コメント
時代といい、場所といい、とても好きなところです。
ここが舞台で、「やられた!」と思いました^^;
登場するキャラクターたちの醸し出す雰囲気も、「らしく」って好きです。
面白かったです。
ではではノシ
作者からの返信
ありがとうございます。
先月の同題異話に参加させていただいたとき、設定年代が1856~1857年ということになっていたので(清でのアロー号事件後)、1857年ならばインド大反乱だろう、ということでこういう物語になりました。
…で、けっきょく女の子のお話…。
四谷軒さまにこう言っていただけて、大変嬉しいです。
またよろしくお願いします。
第1話 代理領事の話への応援コメント
これはまた新しい方向性で、どんな話になるのかと期待が膨らみます!
作者からの返信
ありがとうございます。
時代物ですが…けっきょく女の子が出て来るので、やっぱり女の子ものなのか…。
こちらの物語も何とぞよろしくお願いします。
あとがきへの応援コメント
人魚問題をどうするのかに頭を悩ますガートルードとコリンス船長のパートはもちろん、後半のステファニーとアリソンの会話も素敵でした。人生の荒波を超えてきた二人の会話に、なんかグッとくるものがあります。
太陽が沈まない国だったころのイギリスは、この世の覇権を謳歌していたように見えていましたが、その実、薄氷を踏むような緊張感が常にあったのでしょうね。無理に植民地を広げてきたしっぺ返しとでもいえるでしょうが、ステファニーのように、思わぬ運命を背負わされた子供たちも、数多くいたでしょう。
ステファニーに「人魚なんていない」と言い切ってしまうガートルードに驚かされつつ、そのあとにつづく言葉が素晴らしかったです。人間、性別や年齢も関係なく、どんな場所も切り開いて行けるのだと、こちらにも言ってらえているようでした。
最後に大変遅くなりましたが、自主企画への参加、ありがとうございました!
作者からの返信
ていねいなコメントとレビューありがとうございます。
この物語は、Under the Storm のときに年代を1857年に設定し、「1857年って何があったっけ?」と調べるとインド大反乱というのが出て来たので、それにもとづいて構想を作りました。なんかウィキペディアでリンクをたどりつつ作った、という感じです。なお、もう10年以上前ですが、台湾で半年ほど過ごしたこともあり、その思い出、台湾の人たちへの御礼も兼ねて台湾の話も(間接的に)登場させることになりました。
シャーロック・ホームズものはもとより、もう少し時代が後のアガサ・クリスティーの小説でも世界に広がったイギリス帝国が「普通の(ちょっと上流の)人たちにもたらす悲喜劇」というのがいろいろと出て来るので、そういうイギリス文学へのあこがれのようなものもありました。
すてきな自主企画をありがとうございました。
またお世話になる(とくに長くなって読むのがたいへんに…)と思いますが、今後も何とぞよろしくお願いします。