完結お疲れ様でした。
「人魚」と「内緒話」から、よくぞここまでスケールの大きい話を思いつかれたものです。
キケローの言葉と、最後に笑い合える二人が美しかったです。
面白かったです。
ではではノシ
作者からの返信
ありがとうございます。
もともと前作に出て来たガートルードが人魚のふりをする、というだけのお話だったのですが、その「内緒話」をどこでばらそうか、ということを考えると、四十年後まで引っぱってしまいました。
ここまで大きくなるとは自分でも思っていませんでした。
わりかし「インド成金」気質丸出しのお父さんと違って、教養も身につけ、使用人とも仲良くしていたことで、地位は失っても幸せにはなれたのかな、と思います。
またよろしくお願いします。
人魚との出会いは決して楽しい思い出だけではなかったんですね。
時間が経つことによってようやく口にすることができた。
この夜の記憶はいつか懐かしい思い出になるんでしょうね。
作者からの返信
ありがとうございます。
「ほんとうは人魚に出会ったのに、まわりに合わせるために人魚に会っていないと言う」というのの逆で、「ほんとうは人魚に会ったのではないのに、それはないしょで、まわりには人魚に会ったと言っている」というややこしい状態で、それでお父さんに人魚さんの贈りものを捨てられてしまった、ということですから、それはつらい思い出だったのかも、と思います。
たしかに、この夜の記憶も、いつかいい思い出になるのでしょう。
ここまでお読みくださいましてありがとうございました。
またよろしくお願いします。