俳句『オリンピック』観戦、歓声。

甚平で道着の気持ち味わいて


枇杷びわの皮剥がしてのちにやわら観る


金魚見る猫を手本に試合観し


残念と言うが残念第四位


起こされて嬉しは金の昼寝覚ひるねざめ


歓声に合わせてぽりり胡瓜揉きゅうりもみ


守宮やもり居てコーチの如しボルダリング


健闘を称えてむは塩トマト


日車ひぐるまに倣うようにて首回し

※日車……ひまわり。


夏終わる無事の帰国ですべてよし





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八月俳句 豆ははこ @mahako

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