美人マッサージ師は聖女様!?

とろり。

あらくれ


 バターン!!!(宿屋の扉を開ける音)


「お客様、乱暴は止めてください」


「えっ? マッサージですか? か、かまいませんよ」



(マッサージ部屋)



「体つきが逞しいですね。鍛えてるんですか?」


「へえ、大工の仕事で自然と……」


「あ、マッサージ、ですよね? 全身の疲れを取るために、全身マッサージをしますね。これはこの宿屋に訪れるみなさんに提供しているものです」


「それだけ? ええ、それだけですよ」


「何かエッチなことを考えていたんですか?」


「ふーん。まだ、お若いですものね」


「いや、お金を追加したからって。ここは宿屋。そういうお店とは少し違うのです」


(ベッドに横になるあらくれの足を揉む)


「あ、すいません。くすぐったいですか?」


「我慢してくださいね。少し力を強めます」


 ぐおおおおおおっ!(あらくれの叫び声)


「すいません。少し力を入れ過ぎましたね。でも血行が良くなってきた感じがしませんか?」


「でしょ。ツボを押すことで新陳代謝を促進させています」


「え? 上、ですか? 分かりました。ふくらはぎを施術します」


「あれ、むくみがあるみたいですね。なんか、乙女なあらくれさんですね。でも仕事終わりのむくみはしっかりと流した方が良いんですよ。あらくれさん、ヌルヌルスライムのゼリーをふくらはぎに塗っても良いですか?」


 こくり(あらくれの頷く音)


「ありがとうございます。これで施術がし易くなります」


 ぬる、ぬる、……(ヌルヌルスライムのゼリーを塗る音)


「血液を流すように、上から下へ、下から上へ圧を動かしていきます」


「どうですか? 少し疲れが取れましたか?」


 こくり(あらくれの頷く音)


「え? 上? 太もも、ですか? 分かりました。 太もももマッサージいたしましょう」


「あらくれさん、太ももにもヌルヌルスライムのゼリーを……あっ!」


 ぬるりっ!(ヌルヌルスライムのゼリーが飛ぶ)


「すいませんっ! あらくれさんの大事なにヌルヌルスライムのゼリーをっ!」


「私としたことが、、、ごめんなさい……。って何喜んでいるんですか!?」


「あらくれ火山が噴火する? 何を言っているんですか!?」


 おなべのフタを持ってくる(セイラ)


「これで塞ぎましょう」


 (あらくれの叫び声)


「あ、ごめんなさい。強く押し当て過ぎましたね。え? 縮んだ? 良かったですね! 本当に」


「効きました? おなべのフタのマッサージ?」


 こくり(あらくれの頷く音)


 はぁはぁ、(あらくれの荒い息づかい)


「あらくれさん、変な妄想してますね?」


 こくり(あらくれの頷く音)


 うおおおおおおおおおおおおっ!(あらくれがセイラを押し倒す)


「あらくれさん、ここまでです。これ以上は施術できません。お仕置きです」


 ポコチーンっ!!!!


 ぐおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおっ!!!!(あらくれのポコチーンにクリティカルヒットっ!)


「ありがとうございました。あらくれさん♡」


 チャリーンっ!(セイラはあらくれの全財産を手に入れた、の音)




 あらくれさん

 ご利用ありがとうございましたっ!




◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ 


 こえけんに応募しようと思ったのに、癒やしじゃなくてエロになっちゃったよ……

 消すのもなんだから、公開してみようと思います。


 最後まで読んでくださってありがとうございますm(_ _)m



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美人マッサージ師は聖女様!? とろり。 @towanosakura

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