さて、どうしたものか。

星色

さて、どうしたものか。

星色です、他の作品完結してねえのに新しいの書くな!って思いましたけどいい話思いついたんでよろしくお願いします。なんか女主人公の異世界物って少ない気がしたんで書いてみました。別に面白く無くても☆☆☆押してもらえれば(プライドはどこいった!?)

短編ですが、連載になってたらすいません?(なろうから来たもので)


「返してほしきゃ、こっこまで来るんだな!」


「ちょっと! 返してよ!」


高さが10mはありそうな木に登る少年。艶々と輝く茶髪の髪と翡翠の瞳は、誰が見ても美少年という他ないだろう、年齢は4歳ほどだが。そしてそれを睨むかのような目で見る白髪の少女。

その光景はいつも繰り返される微笑ましい物だった。


「ミクラル坊ちゃん、ほどほどにしないとシエルちゃんに嫌われちゃいますよ。」


それを見守る還暦迎えてるであろう召使いと若い男女の陰。


「う、うるせぇ!」


「ねえ、返さないと怒るよ!」


「もう怒ってるだろ」


シエルと言う少女はミクラルと呼ばれる少年を綺麗な碧色の目で睨みつけると足に木を掛けて登ろうとする。


「落ちないように木おつけてね〜」


「そうだぞ、もし落ちたらパパとママがハグで」


「ちょっとうるさいっ! 本当大丈夫!?」


シエルはそんな両親の話に耳を傾けずにぐんぐん少年のいる場所へと向かっていく。


「ふんっ、ここまで来いよ」


「ちょっとうるさい!」


シエルが少年の立っている枝を掴んでいた時だった。少女の甲高い叫び声が聞こえると同時にシエルは浮遊感に襲われた。


自分が落ちたと気づいた時にはすでに地面が目の前まで迫っていた。両親の迫り来る声が聞こえた瞬間、意識が消えた。


▲▽▲▽▲


頭の脳天が痛ぇ。


確か愛しの焼きそばパンを食う直前で意識が消えて……ということはここは保健室か?

おお、それなら納得がいくぜ! きっと倒れた時に頭をぶつけたんだろうぜ!


そう重い目を開くと


「シエル!」


そう言いながら抱きついてきた、巨乳美女が居た…


やべぇえええ!! これ、超気持ちいぃんですけど? どことは言わんが、あそこだ、あそこ。


というかこの夢のような状況はなんだ? まじでやばい超えてヤ・ベ・エ。

超キラキラブロンドの髪と綺麗な碧色の瞳とか妄想の中だぜ? 二次元かここは?


「お、目が覚めたか、一様ヒールは掛けたんだよな?」


「ええ、でもちょっと様子が変なのよ。どこか変なとこでも打ったのかしら」


イケメンキター、アチー。


いやいや、今聞き捨てならんこと言ったような!? イケメン野郎!


ん、あれ? なんか記憶が。


ねじ入ってくる?


一旦意識がなくなる前のことを整理しよう。


そう、あれは親友が話しかけてきて……


▲▽▲▽▲


「なあ、異世界転生って何なんだ?」


そう聞いてきたのは成績優秀、スポーツ万能、爽やかイケメン、高身長という四拍子が見事に揃った俺こと風桜碧の親友


『伊神修也』だった。


なんかおかしいって? んなもん知らん。


普段は異世界物のことなんか話そうともしないのに……もしかしてようやくこいつも異世界物の良さが分かったのか!?


そう、俺は厨二病なのだ! HAHAHA!


「ふんっ、異世界転生とはよくあるテンプレの一つなんだがまたこれが奥が深く……」


「やっぱいいわ、碧」


そういうと修也は席を立ちふらりふらりと廊下へ逃げてしまった…


さてはあいつ俺の話が長くなることを恐れたな。まあいい、また今度ゆっくり話せばいい。


俺はそう思うと購買所まで向かうことにした。ちなみに最近俺がハマってるパンは焼きそばパン。


今までは俺の偏見から焼きそばパンと言う炭水化物×炭水化物はチー牛が食べる物だと思っていた。


俺の運命を変えたのは3日前のゲリラ豪雨かと思うような雨が降っていた日。


その日もハマっていたチョコメロンパンを買おうと思っていたら、何と焼きそばパン以外売れ切れているではありませんか!?


「あの、これは?」


「あらぁ、碧君じゃないの? ごめんねさっき男子生徒4人組が超大量に買って行っちゃってね。」


おばちゃんはそう言いながら両手をこれでもかというくらいに広げていった。いやいや流石にそれは大きすぎだぜ、おばさん☆


「くそっ、倉崎め」


おそらく男子生徒4人組は倉崎、長原、天海、ケビンのことだろう。奴らは訳もわからないのにパンを超大量に買っては食うと言う奇行を繰り返してる。


通常、奴らがパンを超大量に買ってもパンがほぼ全てなくなるということはないのだが、あいにく今日は月一のパンの特売日であった。


月一の特売日と奴らの奇行が絶妙にマッチしたことによってこのパンの売り切れが発生してしまったのだろう……。


そんなこと考えられるなんて俺ってば天才か!?


その時に見つけたのが、焼きそばパンだった。艶々と黄金色の光沢を放つ麺に俺は魅了されのだ。


購買所まで着くと俺は焼きそばパンを選びおばちゃんにお金を渡す。


「最近は焼きそばパンにハマってるの?この前はチョコメロンパンでその前はあんぱんだったけ?」


「ええ、焼きそばパンはチー牛が食べる物だと思ってたんですが、まさかこんなに美味しいとは」


「地牛? 何だって?」


俺はおばちゃんの話を無視し置かれている椅子に座ると焼きそばパンの袋を開けた。それを口に運ぼうとしたところで


「あれ?」


俺の意識は一瞬にして闇に消えていった。



確かそんなようなことだった気がする。


ともあれ、どうやら異世界転生ならぬ異世界転生をしてしまったらしい。


ヤッホー!!! 前世の知識でTUEEEE!!


とまあ、そんなこと言ってる場合じゃないな。


さて、どうしたものか。


結構早かった気がしますが面白いと思ったら星1つだけでもいいのでポチと押してくれたら喜びます。2秒、2秒だけだからさ!

これを最後まで読んでいると言うことは、即に押してくれてる?(んなわけあるかぁ!

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

さて、どうしたものか。 星色 @nibunnoitinorihuzinnakakuritu

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

カクヨムを、もっと楽しもう

この小説のおすすめレビューを見る