初っ端から引きが強い!
そこからはもうどうにも止められない。
映像が否応なく頭に流れ込んできて、作者の世界に引きずり込まれる。
不謹慎だけど、死すら美しく、目が離せない。
更にキャラクターも魅力的。
主人公は影を引き摺ってて、完全ヒーロータイプではないけれど、トラウマに苦悩する姿、それでも進もうとする姿は好感が持てた。
その他のキャラも魅力的、それでいて謎が多く、どの人も怪しく感じたりと、読んでいる間中忙しいw
クライマックスはもう圧巻の一言だった。
幕開けから流れていたアヴェマリアが脳内で鳴り響き、ドーパミン出まくりです!
普段ミステリやサスペンスを読まない人もハマること間違いなしだと思います。
サスペンスだけど、時々挟まれる幕間のヒロインの姿が可愛く、最後まで緊張で疲れることなく一気読み出来ました。
ドラマになればいいのに・・・❤
厳かな雰囲気で始まる本作は、いきなり狂気を孕み急降下する。
そして美しくも残虐な連続殺人事件へ!
この作品は、異常な殺人鬼ハングマンと、刑事を始めとする個性豊かなキャラクターたちの、心の奥底に隠された秘密が絶妙に描かれたミステリー小説です。
物語は、読者を引き込む巧みな描写と、緻密に練られたストーリー展開によって、瞬く間に惹きつけます。
主人公である西島が直面する事件の、美しく、静かな恐怖がリアルに迫って、少しずつ読もうと思ったはずが、止められない!
また、この小説は単なるミステリーとしての魅力だけでなく、登場人物たちの人間模様が丁寧に描かれている点でも特筆すべきです。彼らが抱える過去や秘密、そしてそれが現在の状況にどのように影響を与えているのかが巧みに描かれ、物語全体に深みを与えています。
時々挟まれる「団子屋の娘」の話は、ヒロイン葉月の可愛らしさが際立ち、緊張の連続の本作の中で清涼剤となっている。
本作は、読者をじっくりと惹きつけ、次の展開を期待させる、心を離さない、非常に読み応えのある一作です。
ミステリー好きはもちろん、深い人間ドラマを求める読者にも強くおすすめできる作品です!!
そして、作者の宣言通り、ラストに驚いた。
どんでん返しの連続!