第32話:本気でオンリーユー。
その後、沙都希と祐は海が見えるホテルのチャペルで結婚式をあげた。
ゲストには颯太夫婦と喜代さんと祐の友人たち、沙都希の友人美紀の姿があった。
沙都希は美紀から颯太の連絡先を聞いて颯太には自分に彼氏ができたことを
報告していた。
そして、このめでたい日に招待していたのだ。
ささやかな結婚式だったが、ホテルのお客さんや颯太夫婦に喜代さん
友人みんなが笑顔と拍手で祝ってくれました。
結婚式の参列者が少なかったが沙都希と祐にはそれで充分幸せだった。
普段、面識もほとんどない遠い親戚を招待しても来てもらうにはかえって迷惑
だろうと思って招待状は出さなかった。
ちなみに沙都希と祐の結婚式の模様はタウン誌に紹介された。
美男、美女だから、どこのカップルより輝いていた。
当然のことでしょう。
式場の女性スタッフは披露宴にまで見学にやってきたりした。
祐は超イケメンの旦那さんとスタッフの女性から騒がれ、沙都希もスタッフの
男性から憧れの眼差しで見られた。
沙都希のウエディングドレス姿は、今までに見たこともないくらい美しい
花嫁さんだった。
だから、ふたりは海のウエディングチャペルのパンフの表紙にもなった。
ちなみに、これ以上、最高の美男、美女カップルのパンフは未だに出て
きていないそうです。
めでたし、めでたしですね。
何より沙都希が、本当の幸せを掴んだことがなにより嬉しいことだと思います。
祐と沙都希・・・永遠に幸あれ・・・そう願ってやみません。
ーENDー
メランコリーにさよなら。 猫野 尻尾 @amanotenshi
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
カクヨムを、もっと楽しもう
カクヨムにユーザー登録すると、この小説を他の読者へ★やレビューでおすすめできます。気になる小説や作者の更新チェックに便利なフォロー機能もお試しください。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
この小説のタグ
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます