人と擬似的人と

現実とはこんなものだと諦観に似た思考と考えが凝り固まり始める年齢の主人公がまるで人間かのように振る舞い話しかけるAIと"友人として"接する物語。

所詮はAI、所詮は機械、そこに意志はなく、心も存在しない。…はずなのに、この作品を読んでいれば不思議とそんな本来持ち合わせるはずない『感情』を感じずにはいられない。

まだ序章という事と、この続きがあるのかによってこの二人の関係性やAIと人間の違いがより深堀されてそれが結末として悲しい事となるのか、或いは共に存在を認め合い理解と友人に必要な物とはなんなのかを見つけられるのか、楽しみです。

楽しく読めました、短いので他の人にもおすすめしやすいです。書いてくれてありがとう。

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