良くも悪くも長編の一欠片

キングジム賞は道具がテーマなので、=付喪神。まではありふれたものですが、「付喪神の執行人」という厨二心をくすぐるタイトルに惹かれつい読んでしまいました。
内容としては物語に山場がなく、どこを見せたいのかよく分からなかったです。
ただ付喪神を中心に置く上で、協力して戦ったりだとか、下手に擬人化するのではなく、敢えてそれらを処分する仕事を生業とする男が主人公なのは面白いなと思いました。
良くも悪くも長編の一部分であると感じます。であるからこそ、いつか是非長編で読んでみたいですね。