第15話 陰がユダヤ民族を取り込んだ理由

     二十九


 話しを整理するために、時代(年代)を逆転しながら、遡ることにしよう。


 日の本の國と呼ばれた時代を終わらせたのは、明治維新である。鎖国という期間に業を煮やした諸外国が、開国を迫ったことは明らかだからだった。その背景は黒船の襲来と定めているが、ポルトガルや英国が海を手中に争っていたことは、欧州の記録に残っている。しかし、勝てば官軍負ければ賊軍という、侠客を取り入れた勝海舟を海軍に据えた幕府軍が負けた背景から、当時の記録を偽物とする動きがあったはずだ。

 欧州の記録に残る噺に、英国海軍が官軍とあることで、ワンピースなどの噺の基盤になっていることは、テレビの影響の強さを物語っている。金品や装飾品を戦利品としたスペインを盗賊とした背景は、開国を機に入ってきた移民と、博奕という非合法賭博を行っていた侠客が重なるのは、山賊という追い剥ぎだったからだ。

 その集合体を輩とすると、結果的に非社会的勢力に繋がる。斬った張ったで解るように、浮世を渡世とした背景は、日の本の國に成りを潜めていたユダヤ民族が絡むことで、人間の本性を知る行動であり、にわか武士が用心棒になっているから、光り物(日本刀)よりも脇差しが活用されている。それをドスと呼んだことから、繋がりは信憑性を帯びる。

 ユダヤ民族が日の本の國を目指した理由は、キリスト教の布教に併せる前からあった。その理由が、神にしか分からない継承であることから、最終目的地だったことは事実であり、それに結び付くものは、卑弥呼しか居ない? となる。海軍という冒険家たちが目指したものは宝であり、卑弥呼ではなかった。それが重なるから、歴史の妙が発生するし、人間の欲の大きさにも繋がるのだ。

 噺を戻すが、にわか仕込みの日本海軍が、欧州の猛者に勝てるはずもなく開国されるが、維新の希望は切欠にされた節を含み、税金で調査を任された慰問団が観たものは、この世の楽園に映ったに違いなく、その仕組みを国営で取り入れていることから、想像を絶した社会であったことは間違いない。この時に造られた商品が、カタカナ表記で解ることから、その上納金が流れた先が、近代経済の父だから、日本銀行ができている。そして、英雄色を好むで開花させた不謹慎な遊び心が、清水の次郎長に誘発されたものだから、妾となっていることが理解できるだろう。それを正当化するための言い訳が、帝王学だったのは、帝国大学という軍の幹部の育成機関であったからだった。皇族が帝国大学に行かない理由は解りやすく、帝国大学出身者が目論んだことが、復讐であったからだった。朝鮮半島への出兵からはじまった戦争も、太平洋戦争で負けたことで収束している。連れてこれなかった親族や親類を引き寄せることに成功したことを良しとした節があったが、血気盛んな子息たちが、特攻などで亡くした現実を突きつけられたから、戦争を捨てたのだった。冷静になれば、命の尊さ想い知ったのだろう。GHQに解体された新聞社の権利を買い取った背景は、低い可能性にすがり付くためであった。

 日露戦争で敗けを喫した露国が、勝ち組につけた背景は、ユダヤ民族の血を薄めながら継承する英米に取りついたからである。その背景にある、国名変更を迫られた経緯が、同胞になる基準であった。他人が嫌がる仕事を受けた背景は、キリスト教に喫した負けも去ることながら、肝心な時の覚悟のなさがその血の曰くであったからだが、モーゼを神としなかっかことが、ユダヤ民族の汚点となっていた。そして、その汚点が示すものが、目には目を歯には歯をであり、米国の同時多発テロで解るように、被害を失くすことに繋がらないのだった。

 ウクライナにしても、イスラムにしても、同じてつんでいることから、血に宿りし曰くを証明している。ただ、真面目なことも確かであり、株価という毎日の確認を必要とする作業を厭わない習性は、注意力の散漫な者を疎外するために、網目を荒くして選別する手法を仕込むから、癖が悪いと罵られることも生じている。それで解るように、知恵(悪知恵?)を使う仕事についた背景を暴露していた。

 本題4の答えは、露国の裏の顔を暴露するために用意されたトラップであり、犯人を英国のMI6になすり付けるために仕組んだ、トラップであった。それと同じことをされた仏国は、先の戦争で負けを喫した背景を持ち、キリスト教に荷担したという怨みを、ユダヤ民族に持たれていた。それで解るように、運が良いとか、漁夫の利を得たと想わせることを観点した逸話が、ユダヤ民族の儲け噺のひとつに過ぎなかった。だがそれを良しとしないのが神々なことは理解できるはずだ。

 世間の眼がシビアなので、株価の下落などで見えるものになっているが、懲りないのが人間と云わ占めたユダヤ民族だからこそ、次の一手に用心する必要がある。それを教える曰くが多いが、神を疎かにする風習が席巻している今の日本に、救いの手を差し出す者はいないはずだった。



    三十


 歴史の背景に、ユダヤ民族が見え隠れする理由は、欧州の人々が奴隷のように扱った事実があり、その発端が、一握りの者の不義理があったことを裏付けていた。だからこそ、仏国はアフリカに奴隷を求めたのだろう。海軍での出遅れを取りかえす埋め合わせにも見えるが、モラルという詞の発祥であることから、倫理観は他国以上にあったはずで、唆された感がつきまとう。そこに奴隷扱いに嫌気の差したユダヤ民族の影がつきまとうのも、曰くの所以でもあり、その背景は、否定でしかない。それを、嫌われ者の宿命と仮定するならば、日本に措ける移民という境界線を残す始末になっている。始末と結末の違いは、主義は理解できても、投げ止めたことを差していて、記録にはないが、原子力爆弾の開発で遅れを取った理由になる。そして、オッペンハイマー氏(名前からドイツ系)や、アインシュタイン氏(名前でわかるようにドイツ系=ゲルマン民族)が、北欧神話の主神の血を引くものと考えられる。それに対抗したのがユダヤ民族系となると、負けたことも必然だったはずだ。その意見を採用したのが皇族だったことから、象徴でしかなくなったのだった。此処で考えられるのが、岩倉具視という使節団団長を勤めた筋書きに、ユダヤ民族が関与していた可能性であり、経済の父が子飼いだったならば、税金で得た儲けを一人占めしようとした曰くとなる。そこに数多の妾を持った理由から、疑念は生まれているはずであり、銀行の傲慢が暴露(倍返しの物語)されて信憑性を帯びてきたのだった。影で繋がる連中にすれば、それは痛いしっぺ返しだったはずた。だから現在が、未曾有であり、混沌へと向かうしかないのだ。その危惧を納めるためには、痛い腹を晒すしかなくなったのだ。それは日本に限らず、米国も大統領選で未曾有に堕ち、英国に至っては、バンクシーなる卑弥呼のような存在が、精力的に活動しているのだった。欧米には神の遣いが居ないことを証明すかのように、山火事などが近隣住民を未曾有に導いても、聖書で教えている災害すら、省みることができなくなっていた。

 これ等を終焉と観れたならば、絶滅へのカウントダウンに聴けるが、ユダヤ民族の否定で、それこそが爪弾きとなるのだ。そこで、ユダヤ民族の否定に関心が向く。にわか信者を装うか? はたまた天の声と云うか? 世論が聴くとは想えない以上、生半可な言い訳は通用しないからだった。

 環奈も此処まではほぼほぼ予想できたので百点と診断したが、少し先の未来まで予想は進められるので、九十九点という結果であった。

 

 取り敢えずと云うと、お叱りを受けるが、数を満たすために発生する台風に疑念は残すが、日々流れている地下液体(マントル・マグマ)が起こす地震にも注意と備えが必要な現状は打開できていない。引き続き必要であることは確かであり、最悪を想定するならば、首都直下地震により、日本沈没まで、考慮が必要なのである。

 地震大国のもとは、歪な質量で形成された地球そのものであることを知れば、必ず答えにたどり着けるという信念こそが、今必要な志と、大和民族の誰しもが、知っていて欲しいものなのだった。


                   完

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