こう言う話を書かせたら右に出る者はいない、岸先生の作品です。

うーん、歴史好きの、この私でも、この話は聞いた事がありません。

作者の岸先生は、こう言う話、目茶苦茶、上手ですからね。

でも、信長との戦いに負けて、敗走する甲斐の武田軍に、山道の一本道で、藤ツタに捕まりながら、追っ手の信長軍を、たった一人で斬り殺したと言われる伝説の武士がいたとは、聞いた事はあります。この話は、『信長公記』(しんちょうこうき)にも出てくるとか……。

俗に言う「片手千人斬り」の逸話です。

とすれば、この信長が恐れたと言う、「伝説の刀」の話も、あるいは事実なのかも。

短文ですが、とても、面白い話です。
一読あれ!!!