責務に求められ不死者となった王子の貴種流転譚

貴種流転譚というのは栄光と挫折の天才の物語であるわけだが、最初から一種の異世界転生の風もある。
そういう意味で転生を必要としないまま、吸血鬼に堕ちる、というのはかなり正統派のロマンス。
きちんと世界を追いやすいし、動機もわかりやすい。

大変よろしいと思います。