「異世界」と「ラジオ」を組み合わせて作者様独特の味付けをしている。

単刀直入に言うと、私はこの作者様が書く物語が好きです。
とはいっても全作に目を通しているわけではないのですが(申し訳ありません)。

主人公や周囲のキャラクターたちの悩みや苦しみがしっかりとした実感を伴って読者である私の胸に届いてくるし、道程も結末も安易ではなく「この主人公だからこの道を歩いてきたしここに到達した」と納得できる。

「ストーリーのための主人公」ではなく「主人公のためのストーリー」になっているし、作者様の持つ人生観のようなものが独特の味になっていて、それが個人的にとても好ましい。

これからも物語を生み出し続けて欲しいです。
たくさんの方に今作だけでなく他の作品も読んで欲しいし、作者様のご活躍を期待しています。