夏の日や見ぬ友の詩を編みをりぬ

本作は、とてもやさしい詩や小説をお書きになる夢月みつきさんが、吟行に出かけ、編まれた詩です。

ただ、普通の吟行と違うのは、吟行する友がその場にはいないこと、そしてその友とまだあったことがないことです。
カクヨムで知り合った三人の仲間が、創作の時間を共にしようと企画したバーチャル吟行です。(私とみつきさんを含む三人で企画しました)

本作の中で、ともにバーチャル吟行をした友に思いを寄せる一文があります。私はその一文にとても夢月みつきさんらしい優しさを感じました。

そして、詩の締めくくりとして書かれていた、以下の一文に心を打たれました。

 夏でも少し余裕があっていい日で
 きっと、母や祖父母たちが
 見守ってくれたのかなと思う。

夏になり、誰にとっても、外出が命がけの季節になりました。
また、季節を問わず、様々な理由で外出自体に多大なパワーを要する方もいらっしゃいます。

そうした中、無事に吟行を終えられ、そのことをお母様とお祖母様が見守ってくれたからと書く、そのストレートな優しさに感動したのだと思います。

これから私はリアルでみつきさんと会うことがあるかもしれないし、ずっと会わないかもしれません。それは分かりません。

ただ、会おうが会うまいが、本作のような詩を編む友人がいることを私はとても幸せに思います。

ぜひ、多くの皆様に本作をお読みいただければと思います。

最後に私信です。

みつきさん 
今回のバーチャル吟行の企画にご参加いただきありがとうございます_(._.)_

本当に暑さがひどくて体力的に厳しい季節となりますが、くれぐれもご自愛ください。

また、一緒に遊んでくださいね~。