一章 一年目 ドラフト指名後〜オープン戦終了まで
第1話 ジャガード入団決定!!
ドラフト当日は家でドラフト会議を視聴していた今は下位の指名まで配信してくれている為僕みたいな選手は助かっている。
そして時間になりドラフトが始まった。
そして2時間ほどたった20時頃京阪神ジャガード以外の球団が指名を終わりとうとうアナウンスが入った 「第10巡選択希望選手 京阪神 光星 輝 投手 フリー」 その瞬間どよめきが起きた!
光星!!と会場が混乱にしている間に、球団の公式SNSに
京阪神ジャガード フォロー
ドラフト10位指名終了
ドラフト10位 光星選手
私達、京阪神ジャガード選手球団スタッフ
一同光星選手の入団を楽しみにしています。
約2週間前の始球式ではありがとうございました。
こちらはブルペン投球時の映像です。
ファンの皆様もこちらの映像をチェックして光星選手の入団を楽しみにして待ちましょう。
と投稿され、もちろんSNSでは遅咲きのエースの話題で盛り上がっていた。
#には#三星 輝#遅咲きのエースがトレンド入りしてしまう程だった。
そして会場でも誰かがそのSNSに気づいて動画をみると始球式の彼はなんだったのかと言いたくなるような投球だった とはや別人とまで言われる程この時の映像は今でも語られる。しかし、どうして始球式では球威もなくワンバンしていたのかこの時会場にいた記者は全員同じ思いだった。そして育成指名に行く前にジャガードの新監督 藤沢新監督にインタビューを行った。 以下、藤沢新監督のコメント
「皆様映像を見て混乱されているとは思いますがこれは私たちジャガードもたまたま新しい企画をしていた中、皆様も知っている方も大勢いると思いますが。
今話題の派遣アプリで始球式の募集をかけた所、あの遅咲きのエースと同姓同名の名前をたまたま広報が見つけて僕に報告してくれました。
最初は僕も名前も最近聞かないしおそらくブランクもあるだろうし、何より本人かもわからないとはいえ本当に彼だった場合のことも考え、その人でいこうという話になりました。
そして始球式当日我々も期待半分ぐらいで本人かなぁ〜みたいな感じでそわそわしていたら広報から連絡があり本人である事がわかったので本来は二番手捕手の坂元に行かせるつもりでしたが、ブルペンキャッチャー件バッティングコーチのジョーに頼んで行ってもらいました。その後始球式の前にジョーから報告を受けてあとで映像見せるから始球式は全力で投げるなと伝えているから全く別人として映像は観てほしいとジョーに言われました。元々実力があればドラフトで取ろうと話はしてましたがジョーは順位は予定通り最後で良いと思うが番号はなるべく良い番号をあげてほしい特に19番を!それと年俸はドラ1と一緒ぐらいでも良いくらいとジョーは言っていたので彼に言われたまま動画をみて今日指名するのは楽しみにしていた半面情報が漏れたりして彼を取られないかヒヤヒヤしてもいましたが無事指名できてホッとしています。」と語っていた。
他の球団の首脳陣の顔は言うまでもなく悔しそうな顔をしていた。
その日の夜 藤沢監督から連絡がきて
「もしもし、光星君の電話番号であってるかな?」
「はい」
「初めまして監督の藤沢です。」
「初めまして先程指名していただいた光星 輝です。これからよろしくお願いします。」と返すと。
「あぁよろしく それでね、指名挨拶は最後になってしまうのだけど先に背番号について話をしたいと思ってね……背番号なんだけど君には19番を付けてもらいたいと僕は思っているけど光星君はどう?」と監督は気づいてる感じだった僕が誰を憧れていたのかを…
「もちろん喜んで引継ぎます。監督…ありがとうございます…」と涙声で感謝した。
すると「おいおいこんな事で喜んでるとこの先何に喜んで泣けるんや 君はもっと輝ける 四年前球団の評価が間違っていたと言わせるような活躍を期待してるよ」と言われ通話は終わったがその言葉が僕はとても嬉しかった。
翌日昨日の支配下終了後の監督がコメントした記事が翌日の朝刊で語られた。
もちろんジャガードの情報が多い関西圏のスポーツ新聞もドラ1より僕の方が目立っていた。ドラ1のルーキにも何か申し訳なさもあった。この時の僕はそんな事を思っていた。
お読みいただきありがとうございます。
面白いと思っていただけたらフォロー、⭐︎評価等お願い致します。
更新時間は基本的に21時の予定です。
私事で申し訳ないのですが
月曜日火曜日にストックを書いています。
その為誤字脱字の修正は来週の月曜日火曜日になると思ってください。
皆様に面白いと思ってもらえる作品も目指しております。
感想、質問コメント大歓迎です。
輝けるエースになりたくて サラダパスタ @sarada_pasuta
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