第9話-2
ちょっとした確認リハーサルだと思ってたのに結構気疲れしてしまったのか、その後、
ちなみに部屋は椿姫とのツインルームで、瑠璃さんたちとは別の部屋だ。
しかもここはビジネスホテルではなく普通にちょっと高そうなホテル。
もう後は寝るだけと言うか、もう何もしたくない。
「
「あー、うん……」
あぁ、そうか、風呂に入らないとと渋々ベッドから起き上がる。
一応部屋にシャワーは付いてるけど、このホテルには大浴場を始めとした幾つもの風呂があるのだ。
……ん?
そこで気づく。
体育の着替えは見られても下着だし、健康診断で生乳見られたのは医者相手なのでノーカンだし。
ただ、まぁ、いずれそう言う機会は来る。
例えば水泳の授業とか始まったら着替えで完全ガードするのも面倒臭いし、二年になったら修学旅行だってある。
それ以前に友だち同士で
だから、まぁ、見られること自体は許容しよう。
ただ、見られると言うことは見ると言うことでもあり、現役女子高生でかつ声優の卵でもある美少女・椿姫の裸を見てもいいのか? と
それって犯罪じゃないのか? と。
「……いや、考え過ぎか」
少なくともガワは
つまり合法! ……だよな?
「あっ、あそこだねー」
と考えてる内に大浴場のある階へと到着してしまったので、
◇ ◇ ◇ ◇
時間帯のせいか大浴場は割と人が居たので、椿姫に誘われて
直径2m弱の円形の浴槽が置かれている風呂。通称『個室風呂』、実質『カップル風呂』だ。
さて、そこに入って早々と言うか脱衣してる時点からずっと視線を感じる。
感じると言うか明らかにガン見されている。
椿姫の視線が
「な、何? さすがに見すぎじゃない?」
浴槽に浸かりながら聞くと、椿姫が答えた。
「結莉ちゃんって、おっぱい大きい割には乳輪は普通だね」
「なっ……」
いきなり美少女JKから『乳輪』とか言うワードが出るとは予想してなかったぞ。
せいぜい「おっぱい大きいね」程度だと思ってたよ。
まぁ、でも実はそれはやり直して最初に風呂に入った時に俺も思ってた。
ほら、よく言うだろ?
風船に
でもあれって本当に正しい説なのか?
俺はその説にはなんか胡散臭さを感じるんだよなぁ。持ち出した一例で丸め込まれてる的な。
とは言え
実際に「特別におまえの乳輪は普通サイズにしてやろう」なんて言われたら爆笑する自信あるけど。
いやそもそも、だったらこんなデカ
バストサイズの分を身長に回して欲しかったんですけど?
「て言うか、
「見るだけじゃなくて、これから揉むつもりだけど」
「揉まないで!」
「私のも揉んでいいけど」
「……そろそろ本気で確認しておきたいんだけど、姫ちゃんは女の子が好きな人なの?」
前々から薄々と感じてはいたけど、そろそろきちんと確認しておく必要性に迫られたぞ。
「それは難しい問題だね」
いや、即否定してくれよ!
「今、私に好きな男性はいなけど、将来的には男性と結ばれると思う」
なるほど。そこは
「それはそれとして、目の前に大きいおっぱいがあったら揉んでみたくなるのは男女関係無いよ」
くっ、確かにその理屈はわからないでもない。わからないわけではないけど……。
「いや、姫ちゃんだって結構胸あるでしょ? 自分のを揉んでて?」
「私、Eだよ。結莉ちゃんはIカップでしょ?」
「えっ!? 言ったっけ?」
前に椿姫に聞かれたときには確かGカップだと答えたはずなのに。
ちなみに嘘を吐いたわけではなく、元々持ってたブラがGだったので聞かれた時は本当にGだと思ってただけで、ブラを新調する際に実はIカップだと判明しただけだ。
「ノリちゃんに聞いたよ。結莉ちゃんはGって言ってるけどIあるって」
あー、それかー……。
コスチューム作るので正確に測られたから典子が気づいていたのは納得がいくけど、よりによって椿姫に教えるなよ。
「だから結構違うと思うんだ。あ、モチロン私のも揉んでいいから」
くっ、こいつ撃たれる覚悟有りで撃とうとしてやがる……。しかし……。
「それでえっちな雰囲気になっちゃったらどうするのさ?」
最初は戯れのつもりだったのに……とか、エロ漫画とかではあるあるだろ?
「……アリかも」
「アリなの!?」
「結莉ちゃんとならいけそうな気がする」
「気がするのかー」
「そう言う結莉ちゃんはどうなの?」
「……」
んー、正直、百合には興味無いんだけどなー。
でもこれってなんか百合とは違う気もするな。
むしろこれを百合と言ってしまうと百合好きに激怒されそうな気すらする。
「……単にえっちなことをするだけならイケる気がする」
「でしょー?」
気がすると言うか、いつもは
「じゃあ……しちゃう?」
そう言った椿姫の艶っぽい表情に、ごくりと唾を飲む。
しかし……。
「ダ、ダメだよ! 明日のことがあるし!」
「あっ、そっかー」
こらこら、肝心にことを忘れるんじゃない!
「じゃあ、とりあえず、それはおあずけだね」
そう言って椿姫は可愛らしく笑ったのだった。
……ん? 『それは』?
「うん、それはそれとして、おっぱいは揉ませてもらうから」
「ふえ?」
椿姫が襲いかかって来る気配を察した
こんなデカい乳を腕でガードするなど、どだい無理な話だった。
「あっ、こ、こらっ!」
抵抗は無意味と言うか、さすがに
「うわ、すっごっ♪」
そう言って
「も、もうっ!」
勿論、力任せにではなく優しく、しかし、指が乳に埋もれるほどしっかりと揉まれている。
この辺、女同士だと加減は承知してるってことだよな。
やり直し前に彼女と初めてエッチした時、がっついて強く乳を揉んでしまって「痛い」と
ちなみに椿姫は
高校生の頃の俺だったら即
「うわ、どうしよこれ、すごくイイ。ずっと揉んでたい」
「ダ、ダメに決まってるでしょ……」
と言うか、これちょっとマズいかも。
乳を揉まれること自体は実際のところ感じるとかは無くて、ただ「あぁ、揉まれてるなぁ」ってくらいだ。
あれは多分、恋愛感情ありきでの「感じる」なんだと思う。
ただ、さすがに揉まれ続けていると、揉んでる
このままだと、こっちが我慢できなくなってしまうかも知れない。
部屋はツインなので後でこっそり自慰することもできない。これでは生殺しになってしまう。
「は、はい! もうおしまいっ!」
椿姫の方も強引には迫って来てなかったと言うのも大きい。
「しょーがないなー。今回はこれくらいで勘弁してあげるよ」
「いや、次回とか無いから」
……多分。
「じゃあ私のおっぱい揉む?」
そこで椿姫は胸を張って言った。
巨乳でこそないけど形の良い美乳がぷるんと揺れる。
「それでおあいこにしようって魂胆は正直どうかと思うな」
「え? じゃあ揉まない?」
「揉むけど」
「揉むんかーい」
ボケの椿姫に逆に突っ込まれてしまったが、椿姫ほどの美少女の乳とか今後二度と揉む機会は無いかも知れないので、ここは逃すべきではないと
うん、ダメだな、このおっさん。
と言うことで、椿姫は「さぁ、どうぞ」とばかりに乳を向けているので、
そりゃ
「あっ、正面から揉まれると、ちょっと恥ずかしいかも」
いや
乳に当てた掌をそのまま軽く回しつつ下から持ち上げるように揉む。
うむ、実にイイ乳だ。
乳自体よりも肌のつやつやもちもち感が特に素晴らしい。
「んーっ、やっぱりコレだよ。私みたいに大味なのと違って断然イイ」
そうそう、「大は小を兼ねる」にも限度と言うものがあって、正に「過ぎたるは及ばざるがごとし」だ。
「結莉ちゃん、またおじさん臭いこと言ってる……」
すまん。
今の
「それに、なんか揉み方がいやらしい……」
繰り返すが今の
とは言え、ここらが潮時か。
「うん、堪能した。ありがと」
そう言って
「え……もう、いいの?」
と言うか、これ以上はヤバい気がする。
現に椿姫の目がとろんと潤み始めてきているし、漏れ出てる吐息も色っぽくなっていた。
それに
互いに揉んで揉まれてわかったんだけど、本当に椿姫とならイクところまでイケてしまうかも知れない。
「うん、のぼせちゃうし、もう上がろ」
そう言って
人生やり直しついでに『おれ』も育成します ボバンボ @akitakasi
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