ファーストコンタクト―初めてのお付き合い
菜月 夕
第1話
#怪鳥
『ファーストコンタクト-初めてのお付き合い』
その日は寝坊して朝ご飯を食べる暇も無かった。
しょうがなく食パンだけ咥えて家を出て囓りながら街角を曲がる。どんっ!
す、済みません。俺はぶつかった誰かにとりあえず謝った。
その人は、いや人か?それは宇宙人だった。
なんでも彼女達はファーストコンタクトにはまずランダムに出会いを決めてその人となりからその社会を調べてから本格コンタクト-初めてのお付き合いをするらしい。
これは会社どころでは無い。会社は事故で休みにして彼女を、そう異星人は女性体でどうも鳥型から進化したらしく、頭や胸の辺り手足には羽毛があった、その彼女にこの世界を紹介して色々廻った。
まるでデートだ。鳥型とは言え美人さんだ。浮かれてもしょうが無い。
すっかり初めてのお付き合いも遅くなった。とりあえずは家に戻りゆっくりと休んで貰おう。
でも、朝目覚めると彼女は卵を残して消えていた。「あなたとの想い出です大切に育ててください」え、まだナニもしてないのに。
それでも宇宙人との大切な繋がりになるかも。俺はそれを育てる事にした。
翌日、空には沢山の宇宙船が。そう言えばアレは鳥型。鳥の中には子育てを他の種族にさせる託卵系がいたな。まさかあれ全部。
ファーストコンタクト―初めてのお付き合い 菜月 夕 @kaicho_oba
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
カクヨムを、もっと楽しもう
カクヨムにユーザー登録すると、この小説を他の読者へ★やレビューでおすすめできます。気になる小説や作者の更新チェックに便利なフォロー機能もお試しください。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます